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1年4か月前の「痛い敗戦」を糧に…U-24日本代表・横内監督「やれると信じている」

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U-24日本代表を率いる横内昭展監督

 U-24日本代表を率いる横内昭展監督は25日、翌26日に初戦を迎える「SAISON CARD CUP 2021」の公式会見に出席し、意気込みを語った。

 今回の活動には、19年11月コロンビア戦以来となる海外組を招集。当時は「現時点でのベストメンバー」(森保一監督)を選出して、コロンビア戦に臨んだものの、不完全燃焼に終わり、試合も0-2で敗れた。しかし、あれから時が経ち、選手個々のレベルは確実にアップしていると指揮官は感じている。

「(コロンビア戦後)代表活動は少なかったけど、その分、各クラブでしっかりポジションを取った選手がほとんど。コロンビア戦の時よりも個々が成長して今回集まってきていると思う。その成長をしっかりチームとしてどう生かしていけるか。あの痛い敗戦を思い出しながら、どこが問題だったかというのをチームで共有して臨みたい」

 選手は確実に成長している。だからこそ、その個の力をいかにチーム力に昇華できるかということだ。

 また、コロンビア戦では試合中の修正力が課題として挙げられており、今回のアルゼンチン戦では、その面での成長にも期待が懸かる。横内監督も「もちろん準備して試合に臨むが、想定外のことはサッカーではいろいろな所で起こる」と語ると、「そういうとき、選手自身がしっかり判断してプレーする。そういうところが成長した選手たちが来てくれているので、やれると信じている」と続けた。

 悔しさを味わった敗戦から、1年4か月。個人として、そしてチームとして成長した姿をピッチ上で見せ付けたい。

(取材・文 折戸岳彦)

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