[7.14 MS&AD杯 日本 5-0 パナマ ユアスタ]

　本大会へ向け、貫禄の2ゴール1アシストだ。MF長野風花(リバプール)とのダブルボランチの一角で先発したMF長谷川唯(マンチェスター・シティ)は前半33分に右サイドのスペースに走り込んだDF清水梨紗(ウエスト・ハム)へのロングパスで先制点をアシストすると、同37分にはFW田中美南(INAC神戸レオネッサ)のスルーパスに反応して追加点を奪う。さらに後半16分にはロングシュートが相手に当たってコースが変わるラッキーな形で得点を奪い、勝利を決定的なものにした。

　今や押しも押されぬ日本女子代表(なでしこジャパン)の大黒柱に成長。「ボランチの一人が前に出ようという意識があった中で、1トップの田中選手からのスルーパスで抜け出せたのは意識の違いのところだったと思う。しっかりと決めきれてよかった」。W杯の活躍でより世界に存在感を示すことが期待される日本のエースは、「(2点目は)少しラッキーでしたが、本大会ではたくさんシュートを打つことで、ああいう場面が生まれると思う。シュートへの意識をしっかりと持って本大会に臨みたい」と意識を高めた。