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パリ五輪世代・U-22日本代表“第2陣”がアジア大会GL初戦で勝利! 谷内田FK弾、大学生FW内野2点目、山崎ダメ押しでカタール撃破

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MF佐藤恵允(ブレーメン) ※写真は過去のもの

[9.20 アジア大会GL第1節 U-22日本3-1カタール 杭州]

 第19回アジア競技大会は20日にグループリーグ第1節を行い、パリオリンピック世代のU-22日本代表はカタールに3-1で勝利。開始早々にMF谷内田哲平(京都)がFKで先制点。前半25分にFW内野航太郎(筑波大)が2点目を決める。後半に接戦から1点を返されるが、後半43分にDF山崎大地(広島)が3点目で試合を決めた。

 9月上旬にU23アジアカップ予選を勝ち抜いたU-22日本代表は、メンバーを全員入れ替え、“第2陣”でアジア大会に臨む。初戦カタール戦では4-3-3の布陣を敷き、GKは藤田和輝(栃木)、4バックは左からDF奥田勇斗(桃山学院大/C大阪内定)、山崎、DF馬場晴也(札幌)、DF吉田真那斗(鹿屋体育大/横浜FM内定)。アンカーはMF松岡大起(グレミオ)、インサイドハーフはMF西川潤(鳥栖)と谷内田。前線3枚は左からMF佐藤恵允(ブレーメン)、内野、MF松村優太(鹿島)となった。

 開始15秒、西川がPA手前でファウルを受けてFKを獲得する。ボールの前に谷内田と西川が並ぶと、谷内田が右足キック。綺麗な放物線を描いた弾道がゴール左隅に突き刺さり、日本が早々に先制点を手にした。

 さらに、日本は前半25分に追加点を挙げる。中盤の松岡が縦にパスを出し、ボールを受けた西川が反転しながら素早く左足キックでPA右に浮き球パスを放つ。待ち構えた内野はトラップが少し大きくなるも、すかさず右足を伸ばしてワンタッチ。追加招集の大学1年生FWの得点で、2-0と点差を広げた。

 日本は守備時に4-4-2となり、西川が内野と前線からプレス。谷内田がボランチの位置まで下がり、松岡と壁を作る。カタールの攻撃には、J1で経験を積む馬場と山崎が対応。カウンターの場面こそ作られるがゴールは割らせず、前半は2-0のまま折り返した。

 後半は相手にボールを握られる展開が続き、後半9分にはサイドからのクロスに強烈なヘディングシュートでゴールを脅かされる。しかし、GK藤田が好反応でセーブし、ゴールを守り切る。日本は同14分に3枚替え。西川、松岡、谷内田を下げ、MF重見柾斗(福岡大/福岡内定)、MF山内翔(筑波大/神戸内定)、MF日野翔太(拓殖大/鳥栖内定)が投入される。山内がアンカーで、重見と日野がインサイドハーフに入った。

 投入から1分後、松村が右サイドでボールを持ち、一気にスピードを上げる。折り返しに日野が右足ダイレクトで合わせるが、ボールはクロスバーを直撃。ダメ押しの3点目とはならない。日本は後半29分に内野に代えて、MF角昂志郎(筑波大)が出場。松村が左ウイング、角が右ウイングに移動し、佐藤が最前線に入った。

 しかし、試合を決め切れない日本はカタールの反撃を食らう。後半34分、アブドゥラ・アル・スラッチに中盤からロングシュートを打たれると、高めの弾道はそのままゴール枠内を捉える。藤田はクロスバーぎりぎりのところをはじき出せずに、ボールはゴールラインを割り、2-1と点差を縮められた。

 日本は後半41分に吉田を下げ、DF関根大輝(拓殖大/柏内定)が入る。同43分にはセットプレーから待望の3点目。日野が中盤からFKを右足で蹴り、敵陣PA内で相手選手がクリアしきれず。ゴール前にこぼれたボールを山崎が押し込み、3-1と勝利を決定づけた。

 そのまま逃げ切りに成功し、日本は初戦を3-1で勝利。日本が所属するD組は3チームでのグループリーグとなっており、25日の第2戦ではパレスチナと対戦する。

●第19回アジア大会特集ページ
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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