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30日に誕生日迎える松木玖生「チームを勝たせるために一番良い仕事を」

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MF松木玖生

 勝てばパリ五輪出場権を手にするU23アジアカップ準決勝イラク戦を翌日に控え、U-23日本代表MF松木玖生(FC東京)が取材陣に対応。「チームミーティングもして、より団結力が出てきた。この前(準々決勝カタール戦)の接戦をしっかり勝ち切れたこともプラスになっている」と、勢いを持ちながら準決勝に臨もうとしている様子を見せた。

「これが過信になることなく、しっかりと地に足を付けて自分たちのサッカーをすることができれば絶対に勝つことができると思う」とも語るように、ぬかりなく引き締まっている様子もある。

 イラクとは開幕前に練習試合で対戦し、日本が1-0で勝利している。そこから互いに4試合をこなしており、メンバーもかなり替わってきているが、「後ろの守備が固いのと、前線にスピードがある選手が多いのでカウンターの所は注意しないといけない」というイラクの印象に変わりはないようだ。

 変化がないという意味では、立ち上がりを重要視する日本の姿勢も変わらない。

「先制点を決めることはこの大会で重要だと思う。立ち上がりでしっかりと決めきるところを決めきって、試合を有利に進めていければと思う」というイメージを持っているほか、準々決勝のカタール戦で先制した後に勢いを緩めてしまったという反省点もある。

「(カタール戦は)先制した後にちょっと構えてしまった。しっかりと相手を叩きのめすじゃないですが、しっかりと圧を掛けていきたい」

 イラクは司令塔で主将のMFムンタゼル・モハメドが出場停止。準々決勝イラク対ベトナムの試合を見ていたという松木は「11番はキープレーヤーだったので、出られないことは自分たちにとってプラス。自分たちがボールを保持してそこからサイド攻撃やゴール前の質を求めていければと思う」と攻略の道筋を口にする。

 イラク戦のキックオフとなる日本時間4月30日は松木の21歳の誕生日だが、「意識しているところはない」と言うように試合に集中するつもりだ。「勝ちたいので、しっかりと一番貢献できるようにしたい。日本に良いニュースを届けたいですし、自分自身もこのチームを勝たせるために一番良い仕事をできるようにしたい」と意気込みを示した。

(取材・文 矢内由美子)

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矢内由美子
Text by 矢内由美子

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