[8/6 北京五輪GL・G組第1戦 日本女子2-2ニュージーランド女子 秦皇島]
　北京五輪女子サッカーのなでしこジャパン対ニュージーランド女子代表戦が行われ、1-2からの試合終盤にエース澤穂希が同点弾。試合は2-2のドローに終わった。

　86分、右サイド深い位置からのFKを宮間あやが左足でニアに低いボールを送ると、走り込んできたのは澤。ニュージーランドDFを一瞬で振り切った澤が右足のダイレクトでボレーシュート!　難度の高いこのシュートがゴールネットを揺らし、試合は2-2ドロー。貴重な勝ち点1をゲットした。

　代表139試合出場となった澤にとって、代表歴代最多を更新する通算70得点目のゴールだった。しかも96年アトランタ、04年アテネに続いて3回目の五輪となる澤だったが、実は五輪でのゴールは今回が初というおまけつき。しかし記念すべきゴールを難度の高いキックで決めたものの、澤は朝日新聞WEB版によると「私は勝つことの重みを知っている」と、“格下”と目されたニュージーランド相手に勝ち点1で終わったことに反省しきり。しかし「最後まであきらめなかった。点を取るという有言実行ができてよかった」とも話した。そして決勝トーナメント進出に向けて「最後まであきらめないのが『なでしこ』のサッカー」と言い切ったという。9日の強敵アメリカ戦でも、「あきらめない精神」を人一倍持つ澤が、なでしこイレブンを牽引する。

<写真>同点弾を決め、手を高々と突き上げる澤

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