beacon

[五輪]運命のナイジェリア戦、李が1トップ先発へ

このエントリーをはてなブックマークに追加
 北京五輪男子グループリーグは10日、第2戦を行い、日本はナイジェリアと対戦する。負ければグループリーグ敗退が決まる崖っ縁の一戦で、FW李忠成(柏)が1トップで公式戦3試合ぶりに先発することが確実になった。スポーツニッッポンによると反町康治監督は最近4試合連続で先発起用してきたFW森本貴幸(カターニア)を外す決断を下した。
 「もう引き分けも許されない試合。すべては自分に懸かっていると思う。内容ではなく結果を追求したい」と李。7月24日のオーストラリア戦以来3試合ぶりとなる先発機会で、たまっているうっ憤を爆発させる。
 ナイジェリアの映像を何度もチェックした反町監督は「ナイジェリアの守備には特徴的な部分がある」と分析。ストッパーがFWをマンツーマンでマークしてくるため、FWが中盤やサイドでボールを受ければ、前線にスペースができる。そこに2列目が飛び込み、チャンスをつくる作戦だ。
 そのためには前線に張って勝負する森本やFW豊田陽平ではなく、運動量豊富な李が適役と判断。右MFにも裏への飛び出しを得意とする岡崎慎司を配置した。
 李は「1点も取らずに日本に帰ったら、(平山)相太やカレンに笑われる。あとは自分の力をピッチで表現するだけ」と力を込めた。反町ジャパンを窮地から救えるか。

(文 西山紘平)

TOP