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[五輪]豊田、意地の1得点も「悔しい」

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[8.10 北京五輪GL 日本1-2ナイジェリア 天津]

 意地の1点を返したのは途中出場のFW豊田陽平(山形)だった。0-1の後半19分、FW李忠成(柏)に代わってピッチに入ると、前線のポストプレーなどチームにリズムを与えようと体を張った。後半29分にカウンターから2失点目を喫したが、その5分後、最終ラインの一瞬の乱れを見逃さなかった。MF谷口博之(川崎F)のパスからオフサイドラインぎりぎりでゴール前に抜け出すと、飛び出してきたGKの動きをよく見て、ワントラップから右足でゴール左に流し込んだ。
 「冷静に相手(GK)を見ながら打つことができた」と振り返った豊田だが、「でもチームが負けてしまい、悔しい。チームはグループリーグを突破するためにここへ来ましたし、僕自身もそのために準備してきたので」と喜ぶことはできなかった。後半ロスタイムにはPA内の混戦で岡崎慎司が競り合ったボールが目の前に落ちてきたが、シュートは空振りでチャンスを逃した。「ちょっと軽く力が入ってしまった。ああいうところも決めていかないといけないと思う」。途中出場で1得点と最低限の仕事はしたが、勝ち点1すら挙げられなかった結果に反省の言葉が続いた。

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