カタール国際大会(10日開幕)に出場するU-20日本代表は6日、大阪市内で合宿をスタートさせ、A代表の岡田武史監督が総監督として初めて練習を指導した。

　A代表との一貫した強化体制をつくるため、12年ロンドン五輪を狙う同代表の指揮も任された岡田監督。合宿初日のこの日は、A代表が目指す細かいパス交換や素早い攻守の切り替えなどを意識した練習メニューを組み、身ぶり手ぶりを交えて熱心に指導した。

　スポーツ報知によると、岡田監督は「選手の理解度が高く、きょうの練習の中でも意識が変わった。非常に楽しみ」と納得の表情。A代表が20日のアジア杯予選・イエメン戦(熊本)に向け10日から鹿児島合宿に入るため、岡田監督は7日までの国内合宿のみに参加。U-20日本代表は7日夜にドーハに向けて出発予定で、現地ではA代表の小倉勉コーチが指揮する。

(文　西山紘平)