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田中達復帰で岡田ジャパンがシュート練習、稲本も帰国

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 日本代表は8日、11日のW杯アジア最終予選・オーストラリア戦(日産ス)に向け、千葉県内で非公開練習を行い、腰痛で別メニュー調整が続いていたFW田中達也(浦和)が全体練習に合流した。午後にはMF稲本潤一(フランクフルト)も帰国。全体練習後、居残りでスタッフと軽めのランニングを行うなどコンディション調整に余念がなかった。あす9日にはFW大久保嘉人、MF長谷部誠(ともにボルフスブルク)、MF松井大輔(サンテティエンヌ)も帰国する。

 「(田中)達也は全部入って、一緒に練習しました」。非公開練習後、岡田武史監督が明らかにした。決戦3日前。ギリギリのタイミングでの復帰に田中達は「チームと全部一緒にやった。問題ない」と試合出場に意欲を見せた。長身選手がそろうオーストラリアに対し、チーム最低身・167cmの小柄なストライカーは「僕だけでなく、日本の良さである俊敏性やチーム力で戦えば十分に勝てる相手」と、巨人軍団をかき回すことを宣言。「内容より結果」と必勝を誓った。

 岡田監督によると、この日はシュート練習中心のメニューだったそうで、ウォーミングアップ、ボール回しのあと、45分程度の時間をシュート練習に費やした。「クロスから2種類、普通のシュートが2種類。単純な個人のシュートではなく、パスからのシュートとかポジションに付いてのシュートをやった。効果?早急にはいかないけど、狙いどころとかは同じ意識を持ってくれていると思う」と手応えを口にした。

 午後には稲本も帰国し、そのまま練習場に直行した。ひとり居残りでランニングを行い、汗を流した。「きょうは室内でやるのかなと思っていたら、グラウンドで走らせるということだったので」と岡田監督。あす9日には残りの海外組3人も合流し、25人全員がそろって初練習を行う。決戦まで残り2日。最大のライバルとの一戦へ、岡田ジャパンがいよいよ決戦モードに入る。

<写真>岡田武史監督の準備もいよいよ最終段階へ。6日撮影

(取材・文 西山紘平)

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