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俊輔は時間限定出場か、「半分でもできれば」

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 日本代表は29日、31日のキリン杯・ベルギー戦(国立)に向け、練習を再開した。27日のチリ戦(4-0)で不在だったMF中村俊輔(セルティック)、DF田中マルクス闘莉王(浦和)、DF長友佑都(F東京)も合流。体調不良と故障でチリ戦を欠場したFW大久保嘉人(ボルフスブルク)、FW興梠慎三(鹿島)も練習に参加した。一方、チリ戦で右足首を痛めたFW玉田圭司(名古屋)は別メニューで調整。ベルギー戦の欠場が決まった。

 練習開始から約1時間。ボール回し、サイドからのシュート練習を終えると、中村俊は選手の輪を離れた。シーズン終盤に再発させた股関節周辺の違和感を抱えたままの司令塔は、自分の状態を確認しながらの慎重な調整だった。

 「違和感は最初からある。痛みで抜けたというより、(患部の状態を)確認できたからもういいかなと。もともと確認のつもりで入っていたし、(練習開始から)1時間過ぎて、負荷をかけ過ぎていたので」

 あくまで大事なのは6月6日のW杯アジア最終予選・ウズベキスタン戦。ベルギー戦に関しても「あしたの様子を見てだね。あした次第だけど、半分でもできればいいかな。そこらへんはあしたの練習が終わってからドクターと話して決めたい」と無理はしない考えで、出場しても時間限定での起用が濃厚となった。

 「(ベルギーは)チリよりは絶対にいいチームだと思う。本番前最後の試合で、相手もいい選手が来ている。ベルギーもウズベキスタンもデカいし、ウズベク戦を想定してできる。試すのにはいいかなと思う」。仮想・ウズベキスタンとの最終予選前ラストマッチ。たとえ短い時間の出場にとどまっても、1分1秒も無駄にするつもりはない。

<写真>練習に合流したMF中村俊輔

(取材・文 西山紘平)

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