日本サッカー協会の原博実強化担当技術委員長は22日、11月18日にアウェーで行われるアジア杯予選・香港戦について、香港サッカー協会からベストメンバーを要望されていることを明かした。23日付のスポーツ報知が伝えている。

　アジア杯予選の香港戦は、11月14日に日本で、同18日に香港で予定されていたが、日本協会は岡田武史監督の要望もあり14日のホーム戦を前倒しする日程変更を申し入れていた。香港協会側もこれに応じ、ホーム戦は10月8日にアウスタで開催されることになったが、その交換条件として「香港での試合は一番いいメンバーで来てほしい」と要望されたという。

　原委員長は「分かりました。協力させてもらいます」応じ、岡田監督も了承したという。ホーム戦を前倒ししたことで、11月14日の国際Aマッチデーは海外で強豪国と強化試合を組める可能性が出てきたが、その代償としてエスパニョルのMF中村俊輔ら海外組に過密日程を強いる可能性が出てきた。

(文　西山紘平)