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岡田監督がW杯前の強化日程に言及

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 2日間のショートキャンプで09年の全日程を終了した日本代表の岡田武史監督がW杯イヤーとなる10年前半戦のスケジュールの一部を明らかにした。

 日本協会関係者によると、来年1月6日のアジア杯予選・イエメン戦は同23日に変更される見通しになっており、同16日ごろから鹿児島県内で合宿をスタートする予定。イエメン戦は、海外組や、天皇杯で準決勝に勝ち上がったチームの選手などを除いた構成になりそうで、メンバーは週明けにも発表される。

 天皇杯で準決勝以上に進出したチームの選手はイエメン戦前後から合宿を開始。3月3日のアジア杯予選・バーレーン戦も1月下旬から2月上旬に前倒しされる見込みで、国内組のベストメンバーでバーレーン戦、2月6~14日の東アジア選手権に臨む。

 5月15日前後でJリーグが中断期間に入ると、休養期間を挟み、国内で壮行試合を行い、5月下旬に事前キャンプ地のスイスに入る。事前キャンプ地は、同国のスキーリゾート地で、標高1800mのザースフェーに内定している。

 岡田監督は「(W杯では)一番標高の高いヨハネスブルクの約1800mを想定して、キャンプ地を考えていた」と説明。実際には初戦のカメルーン戦が行われるブルームフォンテーンが1400m、デンマークとの最終戦が1500mのルステンブルクとなり、「1400mと1500mでラッキーだと思っている」と強調した。

 事前キャンプでは強化試合を2試合行う予定。「これは対戦相手がキャンプをしている低地で行う」と岡田監督。すでにオーストリアで事前キャンプを行うイングランドとの対戦が内定したとの報道もあり、第1シードの強豪国との連戦になりそうだ。

 南アフリカのベースキャンプ地であるジョージには「初戦の6、7日前に入れれば」と話しており、6月14日のカメルーン戦の約1週間前に決戦の地に入ることになる。

 10年の詳細スケジュールは22日ごろに発表される予定となっている。

(取材・文 西山紘平)

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