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日本代表候補合宿、選手コメント

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 日本代表候補合宿は9日、都内で体力測定を行い、2日間のショートキャンプを打ち上げた。前日夜には、福島大陸上部の川本和久監督による走り方に関する講義も行われ、選手には「より速く走るためのコツ」も伝授された。
以下、選手コメント

●FW岡崎慎司(清水)
―川本先生の話は参考になった?
「シンプルで分かりやすかったし、陸上だともっといろいろあるんだろうけど、サッカーに取り入れるためにシンプルに話してくれたと思う。意識の問題。清水でやっていることと根源は一緒だと思うし、両方を上手く生かしていきたい。力を入れずに体を前に出して、そこから足を出す。そうすれば走り出しが上手くいくし、速くなるということだった。サッカーでは1歩目が大事だし、自分は特に大事。そこはずっと追求していきたい。普段の練習から意識してやっていきたい」
―今年を振り返ると?
「フルシーズン出続けたことは今までなくて、戸惑いじゃないけど、疲れているのか、苦い思いもしたし、自分の責任で勝てない試合もあった。苦い経験を生かして、1年間を通して高いパフォーマンスを見せられるようにしたい。代表でも15点取れているけど、中身はそんなに成長していない。こんな1年になるとは思ってなかったけど、なってみると、もっと欲が出る。もっと上を目指したい。6ヵ月の短い期間でできる限りレベルアップして、最高の相手にゴールを決めないといけない。今のままでは取れない」

●FW玉田圭司(名古屋)
―川本先生の話は参考になった?
「重心移動をスムーズにするのが一番大事ということだった。無意識にできるようにならないといけない。力み過ぎというのは言われてみるとそうかなと。1歩目、2歩目の動き出しは僕には大事。前回のW杯でも、Jリーグでも、もうあと1歩が出れば、というのはあった。その1歩が出るなら、トライしたい。プロが言っているなら、そうだと思うし、信じたい」

●DF中澤佑二(横浜FM)
―右ひざの状態は?
「悪くはないけど、シーズンが終わったので1年間のダメージもあるから、しっかりとした検査をしたかった。来年はハードスケジュールになるので補強の中身もドクターと相談したかった」
―今年を振り返ると?
「特に大きなケガもなく、体調を崩すこともなかった。サッカーでは課題も出たけど、体はケガがなかったので、オフや自主トレが悪くなかったのかなと。初めてトライしたこともあったので」
―W杯の組み合わせが決まったが?
「僕はまだ分析してない。選手は神経を使う必要はないと思う。1年の疲れを抜くのと、半年後に控えたW杯に向けて自主トレをすることが大事」
―どこを伸ばしていく?
「技術、体力、メンタル。世界とはすべて差がある。世界と渡り合えるようにしないと、手が届かない。あと6ヵ月しかないし、危機感を持ってやりたい」
―W杯が待ち遠しいか?
「待ち遠しいと思うだけのレベルにない。まだまだ世界と差がある。しっかり自分を見つめていきたい」

●GK川島永嗣(川崎F)
―川本先生の話はGKにも役に立つ?
「動き方はGKの参考にもなる。少しでも早くボールにアプローチすることでプレーも変わる。走ることはフィールドプレーヤーの方が大事だけど、GKも参考になることはある。実際に自分で考えたり、勉強していたことのプラスになるのは悪いことじゃない」

(取材・文 西山紘平)

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