14日、サッカーミュージアム(東京都文京区・日本サッカー協会内)で日本スポーツプレス協会(AJPS)によるトークイベント「2010W杯南アフリカを楽しもう」が行われた。
　サッカージャーナリストの大住良之氏、原田公樹氏司会のもと、原田氏とサッカージャーナリスト杉山茂樹氏の対談を軸に約200人の参加者に南アフリカの情報を提供した。

　この会には日本サッカー協会副会長でFIFA理事の小倉純二氏もゲスト出席。
　小倉氏は、「日本代表は(岡田監督の目指している)4強に行けるか」という質問に対して日本サッカー協会副会長とFIFA理事のそれぞれの立場で以下のような発言をして会場の笑いを誘った。
(協会副会長として)「岡田監督がそこを目指している以上、信じている。行ってほしいと思うし、行ける可能性もある」
(FIFA理事として)「今回のW杯のシードは純粋にFIFAランキングで決めた。FIFAはこのランキングを重視している。それを考えれば、(FIFAランキング43位で参加32ヵ国中28番目の日本がベスト4を目指すということに対して)FIFAランキングをなめるなよといいたい」

　また、この会には駐日南アフリカ大使館のグロブラー大使も参加し、本人の故郷であるブルームフォンテーン(日本がカメルーン戦を行う場所)など会場各地の紹介をした。また、参加者からの質疑応答では移動に関する質問が飛んだが、「飛行機も増発されるし、心配はいりません」と答えていた。なお、南アフリカでぜひ見てほしいスポットとしてクルーガー国立公園などをあげていた。