09年のJ新人王・横浜F・マリノスFW渡邉千真が21日、アジア杯予選イエメン戦(10年1月6日)へ臨む日本代表に選出された。

　渡邉は早稲田大から横浜FM入りした今季、FW城彰二の新人記録を15年ぶりに塗り替える13得点をマーク。得点力だけでなく強さと高い技術を披露するなど、輝きを放った。そのストライカーは国見高(長崎)で1年先輩に当たるFC東京FW平山相太との競演を熱望。22日のスポーツニッポンによると「2トップでやりたい。高校の時は僕がトップ下だったので」と語ったという。

　平山とともにプレーした03年には高校総体と高校選手権で日本一を獲得。国見時代以来のコンビで自分たちの良さを引き出しあう。「練習からアピールすれば6月(のW杯)につながるかもしれない」と意気込む渡邉が、平均年齢20.9歳の若き日本を最前線で引っ張る。

(文　吉田太郎)