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岡田ジャパン、南アW杯への道

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 急きょ2010年の上半期スケジュール発表を延期した日本サッカー協会だが、岡田ジャパンが南アフリカW杯に臨むまでの大まかなスケジュールは明らかになった。

 当初は1月15日ごろから鹿児島・指宿で合宿を開始し、同23日への変更を要望していたアジア杯予選・イエメン戦(1月6日の開催が決定)に臨む予定だったが、1月6日のイエメン戦は若手主体で戦うことが決まり、主力組は1月25日ごろから合宿を開始し、2月2日のキリンチャレンジ杯(九石ド)に臨むことになった。

 その後は東アジア選手権が控えており、2月6日に中国戦(味スタ)、同11日に香港戦(国立)、同14日に韓国戦(国立)を戦う。

 代表チームは約3週間の活動を終え、いったん解散。選手は所属クラブに戻って3月6日のJリーグ開幕に備えるが、3月3日にアジア杯予選・バーレーン戦(豊田ス)が組み込まれているため、2月下旬から再び集合することになる。

 3月3日は国際Aマッチデーで、海外組の招集も可能。本来はここで強豪国とアウェーで対戦したかったのだが、日程変更の要望がAFCから却下されたため、国内で、強豪国とは程遠いバーレーンと対戦することになってしまった。

 原博実技術委員長は海外組の招集について「現場の判断」としながらも「全員を呼べるのは限られた機会なので」と指摘。バーレーン戦が海外組を含めたベストメンバーで臨む10年最初の公式戦となりそうだ。

 2月2日、4月7日に行われるキリンチャレンジ杯は国際Aマッチデーではなく、海外組の招集は難しい。日本協会は強豪国とのマッチメイクを進めているが、対戦相手も海外組を招集できる拘束力がないため、たとえ世界トップの強豪国との試合が実現しても、日本も対戦相手も国内組のみの編成となる可能性が高い。

 5月16日にJリーグが中断してからは、短いオフをはさみ、いよいよW杯に向けて集合する。ここで海外組も3月3日のバーレーン戦以来となる合流を果たし、5月24日のキリンチャレンジ杯に臨む。

 その後も6月上旬までに国内1試合、海外2試合の強化試合を組む予定があり、5月下旬に壮行試合を行って日本を出発。事前キャンプ地のスイス近郊で1、2試合の強化試合を行ってから、決戦の地・南アフリカに入り、6月14日のグループリーグ初戦・カメルーン戦に臨むことになりそうだ。

※代表スケジュールはコチラからチェック

(取材・文 西山紘平)

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