鹿児島・指宿で合宿中の日本代表は27日、今合宿で初めての紅白戦を行った。

　スポーツ各紙のweb版によると、20分ハーフの試合で、後半にFW平山相太が国見高の先輩、FW大久保嘉人のクロスを頭で決めてアピールした。

　若手中心と実質B代表で挑んだ6日のアジア杯予選・イエメン戦でハットトリックデビューした平山だが、勢いは持続しているようだ。190cmの高さは、正規のメンバーを前にしても十分、通用している。大久保は「一度終わりかけたが、もう一度はい上がってきた」と後輩を評価した。

　ただ、岡田監督は「まだこのチームで(長時間)やっていないし、タイミングが分かっていない」と辛口の評価だったという。

　平山は「こういうチャンスはなかなかない。一日一日大切に、全力でやりたい」と控えめに語る。メンバーが固定化されている中、生き残りは決して簡単ではないが、今後もアピールを続ける。

☆合宿メンバー

(文　近藤安弘)