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[コパ・チーバス2010]高原3戦連発!U-17代表が2勝目

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[1.26 コパ・チーバスGL第4戦 U-17日本代表 1-0 チーバス・グアダラハラ(メキシコ) メキシコ]

 メキシコ遠征中のU-17日本代表は現地時間26日、コパ・チーバス2010第4戦でチーバス・グラダラハラ(メキシコ)との対戦。U-17日本代表は今大会を主催するチーバスのホームであるエスタディオ・ハリスコ(Estadio Jalisco)で開催された一戦をFW高原幹(名古屋U18)の決勝ゴールにより、1-0で制し、通算成績を2勝1分1敗とした。U-17日本代表はグループ2位と同勝ち点だが得失点差で劣り、現在グループ4位。27日のグループリーグ最終戦でアメリカ(メキシコ)と対戦する。

 前半は、個人技にすぐれるチーバスにボールを支配された。攻守の切り替えの早さを意識するU-17代表だが、ボールを奪ってもパスをつなぐ段階でミスが出て、押し込まれる時間が長くなった。

 後半もチーバスのペースで試合は進んだが、14分、カウンターを仕掛け、FW久保裕也(京都U-18)が起点となり、左のMF端山豪(東京Vユース)へ。端山は左サイドの高い位置までドリブルで切り込み、落ち着いてゴール前にグラウンダーのクロスを送る。これに途中出場の高原がきっちりと合わせて得点(高原は3試合連続ゴール)する。

 キャプテンを務めるボランチのMF相馬大士(柏U-18)が「前がかりの相手に対して、ボールを奪ったら速い攻撃を仕掛けようとした」というように、狙いどおりの展開から、チーバスの3バックのサイドのスペースを効果的に使い、先制点を奪った。

 勢いに乗るU-17代表は、この後、高原やFW風間宏矢(清水商高)がサイドを突いて積極的にシュートを狙うシーンが見られはじめた。一方で終盤のチーバスの猛反撃は、集中を切らさずシャットアウト。
 大熊監督は「第3戦では失点をして下を向く選手が多かったが、今日は他人任せにせず、それぞれが判断し、彼ら自身がどうすれば相手を崩せるかを考えて出した結果」と手応えを話し、予選グループ突破に向けて大きな勝ち点3を手にした。

(取材・文 藤原夕)

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