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右足痛の玉田が合流。「平山の特徴を生かせる」

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 右内転筋痛でベネズエラ戦を欠場したFW玉田圭司(名古屋)が3日、全体練習に合流した。試合の控え組メンバー中心で行われたミニゲームで切れのある動きを披露するなど、元気な姿をアピールした。

 練習を終えた玉田は「痛みはなかったです。次、出られるようにアピールしたい」と笑顔をみせ、6日の東アジア選手権初戦・中国戦(味スタ)での先発に意欲をみせた。

 前夜はベネズエラ戦を外から見た。改めて自身の“生きる道”を感じた。「スピードに乗ったプレーとか、そういうところをチームで生かせればと思った。きのうは試合のテンポがずっと同じだった。テンポが同じだと、相手も怖くない」。持ち味のスピード豊かな飛び出し、ドリブルでアクセントをつけることをイメージしながら見ていたという。

 そして、期待の新戦力FW平山相太(F東京)の“生かす道”も感じ取った。「高さがあるので、(周りを走れば)ボールが落ちてくる可能性が高い。チームとして生かせればと思う。(名古屋でチームメートのケネディと)タイプが似ている。二人とも足元もある選手。生かし方は似ている。そう考えると、あいつの特徴を生かせると思う」と玉田。試合欠場したことは悔しかったが、外で見たからこそ“見えた”部分があった。高さの平山とスピードの玉田のコンビが合致すれば、面白そう。あとは試合で実践するだけだ。

 「(23人から)外れた3人のためにも頑張らないといけない。恥じないプレーをしたいと思います」と玉田。あとはコンディションを上げて、東アジア選手権で体現するだけ。“遅れた分”は、必ず取り戻すつもりだ。

〈写真〉練習に合流し、切れある動きをみせたFW玉田

(取材・文 近藤安弘)

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