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「とにかく点を」練習合流の岡崎が伝統の日韓戦に闘志

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 日本代表は12日、14日の韓国戦(国立)に向け、千葉県内で練習を行った。前日11日の香港戦(3-0)の先発メンバーと後半開始から出場したFW平山相太の計12人は宿舎内のプールとジムで軽めの調整。残り11人が練習に参加した。

 右ひざ痛で香港戦を欠場したFW岡崎慎司と、同じく体調不良だったDF長友佑都も練習に合流。岡田武史監督は韓国戦に向けて「ベストメンバーで戦う」と明言しており、2人の先発復帰も濃厚になった。

 岡崎は右ひざの状態について「大丈夫」と完全復活を宣言。香港戦はスタンドからの観戦だったこともあり、「サッカーをやっているときが一番楽しいし、充実している」と、試合が待ち遠しい様子だった。

 五輪代表時代も含め、韓国とは初対戦だ。「球際とかも強いイメージがある。韓国への意識? ありますね。磐田のイ・グノとか、同じFWとしてすごいなと思う。簡単に点を取れちゃうので」と伝統の日韓戦に闘志を燃やしていた。

 昨年は国際Aマッチ16試合で15得点を量産したエースも今年は2試合に先発し、いまだ無得点。香港戦ではFW玉田圭司が2得点を挙げ、刺激も受けている。

 「とにかく点が取れれば。自分は点を取っていないので、はじめの1点が大事」と、10年初ゴールに意欲を見せる。「周りの声もあるけど、今年はそれを背負ってやっていきたい。何があっても受け止めて、勝つためにやらないといけない」。高まる岡田ジャパンへの不満の声と、エースとしてのプレッシャー。自分自身がもう一皮むけるためにも、宿命のライバルである韓国からゴールを奪うつもりだ。

<写真>右ひざ痛も癒え、FW岡崎慎司は韓国戦先発が濃厚に

(取材・文 西山紘平)

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