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下痢で欠場の長友が復帰。「フィジカルで勝負する」

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 体調不良で11日の香港戦(国立)を欠場したDF長友佑都が12日、練習に合流しフルメニューを消化した。ミニゲームやシュート練習で元気な姿を見せた。
 「もう大丈夫です。普通にできました。下痢? 止まりました。体重もほとんど落ちていない。韓国戦に出られるよう頑張ります」
 9日に体調を崩し、38度超の発熱と下痢の症状に苦しんだ。お粥とうどんしか食べられず苦しんだという。前夜は会場にも行けず宿舎でテレビ観戦。「久しぶりに外から見るので、ちょっとファンの気持ちで」見ようとしたが、「前半は相手が引いていて、やりづらそうだと思った。そこは選手の目線になった」と、内容が良くなかったため、結局は自身のプレーをイメージしながら見たという。
 「貪欲にシュートを狙っていくというのもあってよかったと思う。遠目からでもゴールを目指していくのが大事」。改めてシュートの大切さを痛感した。今後はSBだが、どんどん中に切れ込んでシュートを打つことを目標に掲げた。
 14日は韓国戦。長友にとっては初の宿敵との一戦だ。「小学生のころから、韓国との試合は見ている。若い世代でもライバル意識はある? ありますよ。(フランスW杯予選での)山口さんのループシュートがすごく印象に残っている。韓国は激しいというイメージがある。もちろん、技術や戦術は大事だけど、一番は気持ちだと思う。韓国はフィジカルも強いので、自分がやってきているフィジカルの面で勝負したい」。
 長友は23歳とまだ若いが、ベテラン選手に負けじと韓国へのライバル心は強い。子供のころから思い描いていた宿敵との対戦に今から心を躍らせている。もちろん、サポーター感情も知っており、確実に勝利するつもりだ。
 「得失点差を付けないと優勝できない? 優勝したいけど、そういうのを考えずに、韓国を倒すことに集中したい。対面の相手に負けないようにプレーしたい」と一戦必勝を誓った。伝統的に日韓戦は激しくなるうえ、韓国はフィジカル、メンタルともにタフだが、長友もそこが売りの選手。韓国を相手に、自分の成長度を測るつもりだ。
(取材・文 近藤安弘)

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