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キリンチャレンジ杯概要発表会見要旨

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 キリンチャレンジカップの大会概要発表会見が22日、都内で行われ、4月7日にセルビア戦(長居)、5月24日に韓国戦(埼玉)が開催されることが発表された。また、5月30日にオーストリアでイングランド、6月4日にスイスでコートジボワールと強化試合を行うことも決まった。
以下、記者会見要旨

岡田武史監督
「次のバーレーン戦(3月3日)とセルビア戦。この2試合が正式メンバー23人を発表する前の最後の2試合。2試合トータルでテストしていきたい。もちろんホームなので、いい試合をしたいし、結果も残さないといけない。また、23人を発表したあとの壮行試合として韓国ともう一度やらせてもらえるということで、最後の調整とともに、ベストな戦いをしたい。日本でできるのはありがたいし、いい試合をしてスイスのキャンプに向かいたい」

―セルビア戦に海外組は招集できるのか?
「4月7日は国際Aマッチで―ではないため、我々の場合は海外組の招集は難しい。国内組もスケジュールが混んでいる時期なので、3月3日のバーレーン戦で試せなかった選手や新しい選手をテストしたい。最後に勢いでひと押ししてくれる選手をJリーグで見ていきながら、そういう選手が出てきてくれたらという希望を持って国内組で戦う」

―対戦する4チームの印象は?
「セルビアは欧州予選を何試合か見ていたが、ホームでは異常なぐらい興奮するスタジアムで、本来はテクニシャンな選手が激しい試合をしている印象が残っている。韓国は海外組が入ってきて、サッカーのスタイルが変わるかもしれないが、この時期にできるだけ強いチームとやりたいと考えたとき、韓国とできるのはいい選択。イングランドは言うまでもなく、ファーストランクの国。このチームで今までやってきたことを試すのではなく、手応えをつかめるぐらいの試合をしたい。コートジボワールのところは二転三転したが、アフリカのチームとやりたいと思っていて、そういう意味でコートジボワールは最高のチーム。カメルーンと似て、個人の身体能力が高くて、ドログバという超一流のセンターフォワードがいる。カメルーン戦のいいシミュレーションになる」

―J1の中断前最後の試合から韓国戦まで1週間しかないが、どういう予定でいるのか?
「予定として、Jリーグが終わってから5日間、完全オフを与えようと思っている。韓国戦の2日前に集合して、壮行試合をして、スイスに向かうスケジュールを考えている」

―ジョージに入ってからも試合を行う予定はあるのか?
「コートジボワール戦が終わって2日後ぐらいにジョージに入ろうと思っているが、そこで本当の意味のトレーニングマッチを組む可能性を残している。サブ組にここで試合をやらせたいというのもある。ただ、(スイスで)2週間、標高1800mの高地トレーニングをやっている。2週間、高地でやると、疲労回復が遅れる可能性があるので、疲労度の蓄積を見て、試合をやるかどうか決めたい。その程度のトレーニングマッチをプランとして持っているが、確定ではない」

―セルビアは仮想デンマークになるのか?
「セルビアとデンマークでは戦い方が違う。セルビアは確か3バック。ただ、組織的にブロックをつくって守るのは似ている。仮想というのもあるが、相手に合わせてやるのは5月に入ってから。自分たちがどこまでできるか、選手のテストというより、チームとしてのテストだと思っている」

●犬飼基昭会長
―4月7日は国際Aマッチデーではないが、セルビアはどういうメンバーで来るのか?
「フル代表で来るということで契約している。いいチームで来ると思う」

―5月24日の韓国戦は日本国内での壮行試合だが、日本が韓国に行って試合をすることもあるのか?
「韓国の壮行試合がいつ、どこであるかは知らない。ただ、親善試合として10月に韓国でやろうという話はしている。新しい代表チームの試合になると思う」

―4月7日は日本が海外組を招集できない状況で、どうやってセルビアはベストメンバーで来るのか?
「集められるだけW杯に出るレギュラー組もそろえて来てくれという交渉をしているということ」

(取材・文 西山紘平)

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