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俊輔がトップ下、本田不在のセルビア戦で緊急テストか

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 日本代表が5日、7日のキリンチャレンジ杯・セルビア戦(長居)に向け大阪府内に集合し、堺市立ナショナルトレーニングセンターで練習した。DF駒野友一(磐田)、DF今野泰幸(F東京)がケガのため辞退し、DF槙野智章(広島)を追加招集。週末のJリーグで負傷したMF中村俊輔(横浜FM)、DF栗原勇蔵(横浜FM)も練習に参加し、計19人で約1時間の軽めの調整を行った。

 練習ではフィールド選手が4-2-3-1の布陣でピッチに並び、前線からのプレッシャーのかけ方を確認。中村と山瀬が交互にセカンドストライカーとなるトップ下に位置した。

 これは3月3日のバーレーン戦(2-0)でMF本田圭佑(CSKAモスクワ)をトップ下に置いて採用した新システムの継続を意味している。今回は国内組の編成のため、本田不在のトップ下で中村、山瀬をテストした格好だ。

 これまで右サイドで固定されていた中村は「ちょっと急だったからイメージはわかないけど」と戸惑いを見せながらも、「2トップ気味になる感覚と、ボールをつなぐためにボランチに近づくときと、あとはサイドハーフと絡むときと。トップ下は“これ”っていうのがないから。タイプによって違うし。ゲームをよくするためにいればいいし、そういうイメージでやれれば」と気を取り直していた。

 3日の清水戦で負傷した左足甲については「シュートとか強いボールを蹴るときに痛みがある。あした(痛みが)どれだけ引くか。1日1日急激によくなっているから」と強行出場も辞さない構えだが、岡田武史監督は負傷を抱える選手に関して「無理させて壊れたら一番困るので、明日やってみて最終的に決める」と話しており、回復具合によっては山瀬が先発することになりそうだ。

以下、練習でのフィールド選手の並び

    岡崎
   (永井)
矢野  中村  石川
(玉田)(山瀬) (興梠)
  遠藤 稲本
     (阿部)
長友     内田
       (徳永)
  中澤 栗原
     (槙野)

<写真>練習前に紀州梅を贈呈されたDF中澤佑二と岡田武史監督

(取材・文 西山紘平)

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