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内田は強行先発濃厚

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Text alert@堺市
右内転筋と腰に不安を抱える内田篤人(鹿島)のセルビア戦先発出場が濃厚となった。

2月から続く腰痛と、3月30日のACLペルシプラ戦で痛めた右内転筋の影響で、4日の仙台戦では64分に途中交代。セルビア戦出場が危ぶまれた内田だが、この日は全体練習にフル参加した。
フォーメーション練習では、このところ比較されることが多くなっている徳永悠平を差し置いて、右サイドバックの定位置に入ってプレー。『右サイドは内田』をアピールした。

練習後、岡田監督が「内田は大丈夫と聞いている」と話したとおり、内田も「若いし、大丈夫でしょ。自分はここで休んでいるような選手じゃないから」と自らにGOサインを出す。

センターバックの右はいつもは中沢祐二が入るが、この日の練習では栗原勇蔵が入った。連携面で多少の変化がでることが予想されるが、栗原の特徴は既に把握しており、心配はない。

「(鹿島に)田代さん(有三=現山形)がいたとき、ヘディングでガツガツきていた印象がある。人によって特徴がいろいろ違うし、いろいろな人と一緒にできるのが代表だと思うので、楽しみ。呼び名? 呼び捨てでいいですかと確認したから、勇蔵でいいんじゃないかな」と笑顔を浮かべた。

今回はW杯メンバー発表前の最後の試合だが、意識するのは目の前の勝利だ。「一つ一つ、目の前のことをやっていく」と、さらに気合を高めていた。
(取材・文・矢内由美子)

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