DF今野泰幸(F東京)の負傷辞退に伴い、急きょ追加招集されたDF槙野智章(広島)が千載一遇のチャンスを生かす。前日夜に追加招集を伝え聞いた槙野は「ビックリした。どこかでチャンスがあるかなとは思っていたけど、このタイミングで、とは思わなかった」と満面の笑みだった。

　センターバックはDF中澤佑二(横浜FM)、DF田中マルクス闘莉王(浦和)が不動の地位を確立しているが、バックアップがまだ不十分なポジションでもある。これまで常連だったDF岩政大樹(鹿島)に加え、今回はDF栗原勇蔵(横浜FM)も招集され、最後のサバイバル競争が激化している。

　「W杯前ということで、ちょっとピリッとした雰囲気もあるけど、そういうプレッシャーを楽しめれば。全員が同じ方向を向いてやらないといけないし、その中で自分の力を発揮しないといけない。与えられた時間で自分のプレーを出し切りたい」と意気込んでいた。

(取材・文　西山紘平)