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U-18代表候補、J注目のFW白崎&宮本は巻き返し誓う

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[2.16 練習試合 U-18日本代表候補 7-2 U-17日本代表候補]

 2011年の高校サッカー界注目のタレント、FW白崎凌兵(山梨学院高、写真)とFW宮本拓弥(流通経済大柏高)は、U-18日本代表候補の2トップとして揃って先発した。宮本が力強いボールキープからのスルーパスでMF榊翔太(札幌U-18)のゴールをアシストしたものの、ともに無得点に終わった。

 「(代表でも)全然できる。練習試合で結果を出したい」と意気込んでいた白崎はパスの出し手とのタイミングが合わないなど、本人にとっては不満の出来。20分には宮本へスルーパスを通すなどビッグチャンスを演出する場面はあったが、ゴールという結果を出せなかったことを悔しがっていた。攻撃面以外についても「切り替えや走るところをもっと意識していかないといけない。前から(相手を)はめていって高い位置でボールを取ること」と課題を口にし、残り2日間のアピールを誓っていた。

 一方の宮本も決定機を決められなかったことを反省。「点は取りたかった。明日(17日)も紅白戦があるので点を取らないといけない。仕事をしているかどうかというと、まだできていないです。結果を出したい」と気を引き締めていた。

 ともに2年生として出場した全国高校選手権でゴールを決めたほか、攻撃力で存在感を示した。プレッシャーを感じさせない技術で局面を打開しゴールを陥れる白崎と、パワーと精度十分の左足と圧巻の身体能力を備える宮本はこの日、大挙して駆けつけたJスカウト陣の視線を特に集めていたが不発。練習試合の2本目には前線で出場した鈴木雄斗(横浜FMユース)と坂本樹是(久御山高)がそれぞれゴールを決めたほか、12日から15日まで合宿を行ったU-18日本代表候補第1グループではFW久保裕也(京都U-18)がゴールを連発するなど他のFW陣はアピールに成功している。それだけに注目の2年生アタッカーたちは危機感を抱き、巻き返しを誓っていた。

(取材・文 吉田太郎)

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