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火花散る新旧守護神対決、川島vs楢崎&川口

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 昨年6月の南アフリカW杯で日本代表としてともに戦ってきたGK3人が再び一堂に会する。日本代表のGK川島永嗣(リールス)と、Jリーグ選抜「Jリーグ TEAM AS ONE」のGK楢崎正剛(名古屋)とGK川口能活(磐田)。29日の「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン!」は新旧守護神対決でもある。

「なかなかこういう形で対戦する機会はないし、楽しみでもあるけど、僕らは代表として戦う以上、いいプレーを見せないといけないし、結果を残さないといけない」

 南アフリカW杯直前に楢崎から正GKの座を奪った川島は現役代表としてのプライドをのぞかせる。「僕たちもJリーグ選抜も、お互いのプレーが一つになって、今の日本が前向きに進んでいくための力になればと思う。やりがいのある相手だし、お互いが刺激し合っていける試合になれば」と力を込めた。

 負けられないのはどちらも一緒だ。昨年9月のグアテマラ戦を最後に代表からの引退を表明した楢崎は「ちゃんと戦うということが僕らにとって大事。お祭りじゃないので」と力説。川口も「日本はアジア王者だし、そのチームと対戦できることがうれしい。Jリーグ選抜にとっては、代表を目指すアピールにもなるし、タフなゲームになる。勝ちたい」と言い切った。

 98年のフランスW杯、06年のドイツW杯に出場した川口、02年の日韓W杯で日本のゴールを守った楢崎、そして南アフリカW杯で守護神を務めた川島。日本を代表するGK3人の“競演”を前に、早くも火花が散っていた。

(取材・文 西山紘平)

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