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中国遠征中のU-17女子代表が中国に惜敗

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 中国遠征中のU-17日本女子代表は18日、中国・南京の江蘇省サッカー協会トレーニングセンターで、U-17中国女子代表と練習試合を行い、2-3で敗れた。前半23分、26分に立て続けに失点した日本は、28分にMF佐々木美和(常盤木学園高)が1点を返したが、そのわずか1分後に再び失点。後半、残り5分で途中出場したFW増矢理花(JFAアカデミー福島)がゴールを挙げたが、惜敗した。
 
 以下、JFA発表の試合記録

U-17日本女子代表 2-3(前半1-3) U-17中国女子代表
[日]佐々木美和(28分)、増矢理花(85分)
[中]23分、26分、29分

■前半出場メンバー
▽GK
1井上ねね(JFAアカデミー福島)
▽DF
21中井仁美(日ノ本学園高校)
(30分→6乗松瑠華(JFAアカデミー福島))
19畑中美友香(FCヴィトーリア)
4三宅史織(JFAアカデミー福島)
15守屋都弥(JFAアカデミー福島)
▽MF
17平田美紀(常盤木学園高校)
7成宮唯(JFAアカデミー福島)
9佐々木美和(常盤木学園高校)
14長谷川唯(日テレ・メニーナ)
13伊藤美紀(常盤木学園高校)
▽FW
20白木星(常盤木学園高校)

■後半出場メンバー
▽GK
12平尾知佳(JFAアカデミー福島)
▽DF
5万屋美穂(日ノ本学園高校)
6乗松瑠華(JFAアカデミー福島)
3土光真代(日テレ・ベレーザ)
2清水梨紗(日テレ・メニーナ)
▽MF
16中村みづき(浦和レディースユース)
8隅田凜(日テレ・ベレーザ)
9佐々木美和(常盤木学園高校)
(56分→11籾木結花(日テレ・ベレーザ))
7成宮唯(JFAアカデミー福島)
(60分→21中井仁美(日ノ本学園高校))
14長谷川唯(日テレ・メニーナ)
(60分→13伊藤美紀(常盤木学園高校))
▽FW
10増矢理花(JFAアカデミー福島)
*交代はフリー

以下、JFA公式サイトより、試合後コメント

■吉田弘監督
「まずは試合に敗れたことが残念だ。前半、先に2失点してしまい、1-2としたときに自分たちのペースに戻してプレーできれば勝つチャンスがあったと思う。しかし、すぐに相手の3点目を許してしまった。これが今日の試合のキーポイントだった。
 後半はメンバーを替えて臨み、主導権を握って攻め続けたものの、なかなか得点できなかった。(ディフェンスに数をかけて)引いてしまった相手に対する攻撃が今後の課題だ。
 先に相手に点を取られたとき、そしてさらにその状況で相手にひいた布陣を敷かれたときという2つの課題が浮き彫りとなった。
 この試合からは良い課題が残ったかもしれない。中国は昨年、1つ上のカテゴリーで対戦したU-19のチームと同じように守備の組織の仕方がとても良くなっていると感じた。そういった(昨年からかなり成長したという)意味では、侮れないチームになっていた」

■FW白木星(常盤木学園高)
「今回、初めて中国と試合をした。相手は苦しくなるとロングパスばかりになっており、そういうところはボールを奪うチャンスだった。しかし、相手はワンタッチ・ツータッチでプレーすることが多かったので、そのような場面でもボールを奪えればよかったと思う。中国は思ったよりもフィジカルが強くないという印象だった。
 自分の課題は、楔となってボールをもらうときと、ディフェンスラインの裏への飛び出しの2点。楔でもらうときに相手を見て、自分の身体の強さを活かしてプレーしたい。常に周りを見て、チャンスがあったら裏を狙いたい」

■DF中井仁美(日ノ本学園高)
「中国はワンタッチパスが多く、攻撃ではワンツーなどを多く使って攻め、守備のときは、ボールに対して人数をかけて奪いにきた。
 自分は、前回の和歌山キャンプでできなかった、裏への対応を特に意識してプレーした。何本かロングボールが来たが、対応できたので、これは続けていきたい。
 しかし、前線や中盤へのパスの精度が悪かったので、一本一本のパスを丁寧に、常に意識してプレーして行きたい。
 また、トップ下で出たときには、もっとボールに絡むべきだったが、前線で張ってしまい、動きが少なかったので、もっと動いて顔を出し、ボールを受けられるようにしたい。
今日の試合で感じたことを、明日から意識して少しでも改善していきたい。また、ミスを恐れず、チャレンジするプレーをもっと増やしていきたいと思う」

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