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古巣G大阪を警戒するF東京FWルーカス「私にとって最も難しい試合」

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 J1は7日に第17節を行い、FC東京はホームの味の素スタジアムにガンバ大阪を迎える。この一戦を心待ちにしているのが、F東京のFWルーカスだ。08年から10年までG大阪に所属し、2度の天皇杯と08年のAFCチャンピオンズリーグ優勝を経験したブラジル人FWは「楽しみ!! F東京に戻って来て、昨年はJ2だったので、G大阪と試合をするのは初めて。だから、本当に楽しみです」と目を輝かせた。

 F東京は、9節の柏戦(0-1)、16節の磐田戦(1-3)とリーグ戦では連敗を喫している。それでも「F東京は今、連敗しているけど、僕たちは自信を持っているから問題ない」と、チーム状態に不安はないと言う。

 同時に、それはG大阪にも共通することだとルーカスは言う。今シーズン、日本代表DF今野泰幸を加えたG大阪は、優勝候補の一角と目されていた。しかし、ふたを開けてみれば、16試合を終えて16位と優勝争いはおろか、降格圏内に沈んでいる。それでも、今もG大阪の試合を気にして見ているというルーカスは、古巣を強く警戒する。

「G大阪もチームとしては良い状態ではなけれど、すごく良い選手がそろった良いチーム。簡単な試合には絶対にならない。試合を見ていて、彼らに唯一足りないのは『運』。それだけだと思う」と言う。そして、自身にとっても非常に困難な試合になるだろうことを予想した。

「何が一番やりにくいかというと、私の特徴を知っている選手が多くそろっていること。最終ラインには今シーズン、F東京から今野(泰幸)選手が入りました。彼は私のプレーの特徴を全部知っています。トラップとか、ドリブルも。G大阪の選手も練習で対戦している選手が多い。だから、僕にとっては最も難しい試合になると思う。絶対に簡単な試合にはならない。それでも、勝利を目指して頑張ります」

 今シーズン、ルーカスがリーグ戦で挙げたゴール数は2。自身が「最も難しい試合」と語る一戦で得点を挙げ、ゴール量産態勢に入りたいところだ。
(取材・文 河合 拓)

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