名古屋グランパスの西野朗新監督が24日、今季の主将にDF田中マルクス闘莉王を指名した。

　この日が始動日となった名古屋はスタッフ・選手全員がトヨタスポーツセンターに集合。ミーティングのあと、早速ミニゲーム等の練習が行われた。公式サイトによると初練習を見守った西野監督は「今日はシーズンで最もフレッシュな状態でピッチへと入られる瞬間です。選手はリラックスして自分のコンディションを確認し、積極的にトレーニングに取り組めていたと思います」。

　レギュラー争いについても「今はまずフラットな目線で選手を見ています。今までのキャリアや背番号の評価で選手を決めたくはありません。同じ目線で全選手を見たいと思います」と横一線を強調した。

　昨季の11位からの巻き返しを図る名古屋。今季の主将は昨季まで13年連続で務めていたGK楢崎正剛から闘莉王に変更となった。西野監督は「リーダーである事は間違いない」と闘将に対して全幅の信頼を寄せ、「これからは個人的な事だけでは無くリーダーとしてチームを作り、その中での自分自身を確立して欲しい」と巻き返しのキーマンに指名した。