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齋藤学2戦連発も…C大阪が終了間際に追いつき横浜FMとドロー

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[7.19 J1第15節 C大阪2-2横浜FM ヤンマー]

 セレッソ大阪はホームで横浜F・マリノスと2-2で引き分けた。FW柿谷曜一朗がバーゼルに移籍し、この日はFW南野拓実も出場停止。一時は逆転される苦しい展開だったが、1-2の後半アディショナルタイムにFW杉本健勇が同点ゴールを決め、引き分けに持ち込んだ。

 先制したのはC大阪だった。前半45分、MF山口蛍が右サイドに展開し、MF安藤淳が縦に仕掛けてクロス。これをゴール前に走り込んだMF平野甲斐がヘディングで叩き込んだ。中断期間中にブリーラム・ユナイテッド(タイ)から加入した平野が移籍後初出場でJ1初ゴール。前半はC大阪の1点リードで折り返した。

 後半開始から安藤に代えてFWフォルランを投入したC大阪。一方の横浜FMは後半11分、MF中町公祐を下げ、蔚山現代から獲得したFWラフィーニャをピッチに送った。すると、試合の流れは横浜FMへ傾く。

 後半14分、DF下平匠の左クロスに合わせたFW伊藤翔のシュートは枠を捉え切れず、同16分のMF齋藤学の左足ミドルはGKの正面。立て続けにチャンスをつくると、後半21分、左サイドのスペースに飛び出したラフィーニャのクロスがDF丸橋祐介のオウンゴールを誘い、1-1の同点に追いついた。

 試合を振り出しに戻した横浜FMは一気に逆転を狙う。後半29分、齋藤が中央をドリブル突破。強引にPA内まで持ち込み、右足でシュートを打ったが、GKに阻まれた。それでも同35分、下平のスルーパスに反応した齋藤が鋭い切り返しでDFをかわし、右足でシュート。これがDFに当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。

 齋藤は15日の広島戦(2-1)に続く2戦連発。ブラジルW杯でピッチに立つことができなかった悔しさをぶつけるような勝ち越しゴールとなったが、チームは試合終了間際に追いつかれ、3連勝はならなかった。

 C大阪は後半アディショナルタイム、GKキム・ジンヒョンからのロングフィードに杉本が反応。DF中澤佑二との競り合いからゴール前に抜け出し、冷静に右足で狙ったシュートが右ポストを弾いてゴールに吸い込まれた。2試合連続で1トップで先発し、柿谷移籍後の新エースとして期待される杉本の今季3得点目が貴重な同点弾。2-2の引き分けに持ち込み、前節・川崎F戦(1-2)からの連敗は免れたが、マルコ・ペッツァイオリ新監督のリーグ戦初勝利はお預けとなった。


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