beacon

横浜FMユースから昇格3選手も猛アピール、MF堀研太「おちゃらけキャラというか…アホキャラです」

このエントリーをはてなブックマークに追加

横浜FMユースからトップチーム昇格を果たしたMF堀研太、MF山田康太、DF西山大雅(写真左から)

 横浜F・マリノスは2018シーズンを前に、横浜F・マリノスユースからMF山田康太、MF堀研太、DF西山大雅の3選手を昇格させた。山田と堀は小学時代、西山は中学時代からアカデミーに在籍。日産ホールで行われた新体制発表会にそろって出席し、憧れのクラブで迎えるプロ生活に決意を示した。

 すでにルヴァンカップ、天皇杯で出番をつかんでいる山田は「来る前は緊張しなかったけど、待っている時から緊張した」という心境で壇上に立った。囲み取材では「技術の高さを生かして、賢いプレーができる」とアピール。「プレースピードやボールタッチの技術、自分の感覚はトップチームでも通用する」と自信を持っているようだ。

「プロで上に行けると思った」と振り返る転機は、高校2年時のトップチーム帯同経験。MF中村俊輔(磐田)と共にプレーしたことで、「自主練をする背中を見て意識が変わった」という。主戦場はボランチとトップ下。「同期には負けたくないし、一番に試合に出て活躍したい」と意気込んでいる。

 堀は新体制発表会を軽快なトークで彩り、自身の存在をサポーターに強く印象づけた。「ホリケンと呼んで下さい!」と宣言してひと笑い取ると、アナウンサーの「お笑いキャラ」指定に困り顔で反論。「おちゃらけキャラというか、アホキャラですかね」と訂正し、434人が集まった客席を大いに沸かせた。

 もっとも、今後はプレーで魅せる構えだ。「裏への飛び出しと縦に抜けるドリブルが持ち味」と話し、これまでトップチームではSBに回ることも多かったというが、「点を取りたいので前でプレーしたい」と意気込みを口に。ライバルには同じアカデミー出身で背番号11を背負うMF遠藤渓太が立ちはだかるが、「それ以上のドリブルを見せて勝っていきたい」と力強く述べた。

 CBを主戦場とする西山は憧れの選手として、クラブ在籍17年目を迎えるDF中澤佑二の名前をたびたび挙げた。「偉大な存在が身近にいるので、良いところを盗んで、日頃の練習からどんどん吸収していきたい」。オールマイティーさを身上とする18歳にとって、「突出した能力を伸ばしていきたい」という想いも、もうすぐ40歳を迎える大先輩を意識して芽生えたものだ。

 同じポジションには「常に意識していて、マリノスに入るという噂を聞いた時からライバルだと思ってきた」という鹿児島城西高出身のDF生駒仁も加入。「タッパがあって、高体連で競り合いを磨かれている」とリスペクトもあるが、「他の部分で負けないようにしたい」と自らの強みを信じ、「どんな形であっても試合に絡みたい」と出番争いをリードしていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)

●2018シーズン新体制&背番号一覧
●2018年Jリーグ移籍情報

TOP