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浦和、大槻体制無敗でオリヴェイラ氏にバトンタッチ…ミシャ札幌との連勝対決はドロー決着

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ドリブル突破を狙う浦和レッズMF柏木陽介

[4.21 J1第9節 浦和0-0札幌 埼玉]

 J1は21日に第9節1日目を開催し、埼玉スタジアムではともに3連勝中の浦和レッズ北海道コンサドーレ札幌が対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は後半もゴールは生まれず、0-0の引き分けに終わった。

 19日にオズワルド・オリヴェイラ氏の新監督就任が発表された浦和は、暫定的に指揮を執ってきた大槻毅監督のラストマッチ。18日のルヴァン杯GL第4節G大阪戦(○1-0)からDF岩波拓也、DF遠藤航を除く先発9人を入れ替え、FW興梠慎三、MF柏木陽介、DF槙野智章らを先発起用。一方、リーグ戦ここ5戦負けなし(4勝1分)の札幌はルヴァン杯GL第4節磐田戦(○3-2)から先発全員を入れ替え、3試合連続ゴール中のFW都倉賢らがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 大槻監督が暫定的に指揮を執ってから公式戦5戦無敗(4勝1分)の浦和が、序盤から押し込む展開となるが、前半15分にMF橋岡大樹の右クロスからFW武藤雄樹が放ったボレーシュートが枠を外れるなど、スコアが動かずに試合が進む。一方の札幌は同17分、MF三好康児がPA外から左足シュートでゴールを脅かすものの、ボールGK西川周作の守備範囲に飛んでしまった。

 その後も浦和が主導権を握って試合が進め、前半20分には柏木が蹴り出したFKの流れからPA内の橋岡が狙うも相手選手にブロックされ、直後のプレーでは柏木のCKの流れからゴール正面でフリーになったDF遠藤航が強烈な右足シュートを枠内に飛ばすがGKク・ソンユンに阻まれてしまう。札幌も同35分に再び三好が枠を捉えるミドルシュートを放ち、直後の同36分にはDF福森晃斗が蹴り出したCKに飛び込んだMF宮澤裕樹がダイビングヘッドで狙うも、ともに西川にストップされてネットを揺らすには至らなかった。

 0-0のまま後半を迎えると、札幌はMF深井一希に代えてMF早坂良太をピッチへと送り込む。ボールを圧倒的に保持する浦和が圧力を掛け続け、後半14分には柏木のスルーパスから抜け出した興梠が巧みなシュートでネットを揺らすが、これはオフサイドの判定に取り消される。さらに同29分には細かいパスワークでゴールに迫り、MF長澤和輝が強烈なシュートを放つがク・ソンヨンにストップされてしまった。

 その後も両チームともに得点を狙ったが、相手守備を崩し切れず0-0のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

(取材・文 折戸岳彦)
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