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神戸FW郷家友太、15戦ぶり先発で今季初ゴール「いろいろ思う部分もあった」

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今季初ゴールを決めたFW郷家友太

[11.30 J1第33節 鹿島1-3神戸 カシマ]

 この一戦に思いをぶつけた。ヴィッセル神戸FW郷家友太は1-0の前半29分、PA内左の深い位置まで切れ込んだFW藤本憲明からのマイナスのパスを冷静に右足でシュート。貴重な追加点が待望の今季初ゴールとなった。

「高校の先輩のノリくん(藤本)からいいボールが来た。出してくれるのを信じて走った結果、こういう結果につながった。みんなに感謝したい」。青森山田高の先輩でもある藤本のアシストから決めた今季初ゴール。7月6日の清水戦以来、15試合ぶりの先発で結果を残した。

「正直、いろいろ思う部分もあったし、たまっていたものがこの半年あった。練習でスタメンで出るのが分かって、結果で示していこうと数日前から思っていた」。郷家、藤本を含め、前節からスタメン7人を入れ替える中、アウェーで鹿島を下した。

 リーグ戦は残り1試合だが、その後は天皇杯もある。12月21日の準決勝で清水に勝てば、来年元日の決勝では鹿島か長崎と対戦する。「メンバーが入れ替わってもこうやってできるぞというのをいろんな人に見てもらえた。みんなが戻ってきて、また競争が始まる。競争に勝った人が試合に出て、もし天皇杯決勝で(鹿島と)当たったら、今日よりも大きいヴィッセルを見せられると思う」と力強い。

 天皇杯制覇で来季ACLへ。郷家、藤本らこれまで出場機会の少なかった選手が結果を残しての勝利にMF酒井高徳も「チャンスをもらった選手が全員、120%のパフォーマンスを出してくれた。チームの底上げとして大事だし、ただの1勝ではなく、ヴィッセルとして成長できた試合」と手応えを口にした。

(取材・文 西山紘平)

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