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「秋田に熱風を届けるべく」…J2初参戦の秋田が2連勝!! 吉田監督「全員で切り開き、切り抜けていく」

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千葉を下して2連勝を飾ったブラウブリッツ秋田

[3.14 J2リーグ第3節 千葉 0-2 秋田 フクアリ]

 後半の45分間は耐えた。押し込まれる時間帯が続きながらも無失点でしのいだブラウブリッツ秋田は、千葉から2-0の完封勝利を収めて2連勝を飾った。

 試合開始早々の前半4分、右サイドを駆け上がったMF沖野将基のグラウンダーのクロスをMF茂平が左足で蹴り込んで先制に成功。さらに同17分には沖野の折り返しの流れから、最後はMF輪笠祐士が左足のシュートでネットを揺らし、早々とリードを2点差に広げた。

「ゴール方向に強く動き出すプレーを全員で続けられた。全員で奪ったゴールだと思う」(吉田謙監督)

 そして、「攻撃的に前から守備にいくことを前提にしながらも、チーム全員で守備の意識を高く持とうと送り出した」という後半は守備で魅せた。多くの時間で千葉にボールを保持された。しかし、時にはフィールドプレーヤー9人が自陣PA内まで戻るなど、集中力を切らさない守備で相手の攻撃をはね返し続ける。鋭いカウンターをちらつかせ、数は少なかったものの、追加点を狙うチャンスがあれば攻撃へと転じた。

 粘り強く戦い、逃げ切ってつかんだ勝ち点3。指揮官は「秋田は最近まで雪が降っていました。その秋田に熱風を届けるべく、選手たちは戦ってくれた」と試合終了のホイッスルが吹かれるまで戦う姿勢を示し続けた選手たちに賛辞を贈る。

 J2初参戦ながらも、2連勝。しかし、「連勝はあまり関係ない」と語ると、「一戦一戦、1分1秒、ワンプレーワンプレー、チーム全員で切り開き、切り抜けていくのが秋田です。次に向けてチーム全員で良い準備をしたい」と決して気を緩めることなく、次戦に臨む。

(取材・文 折戸岳彦)
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