静岡学園の「最小、最強」ドリブラー、高橋隆大がG大阪、世界で輝く
高体連の「最小、最強」ドリブラーがJリーグで輝く――。ガンバ大阪は4日、23年シーズンからの新加入選手として、静岡学園高(静岡)のU-17日本高校選抜MF高橋隆大(3年=ガンバ大阪ジュニアユース出身)が内定したことを発表した。
高橋は「高校に入ってきて、高卒プロというのは一つ目標にしてやってきたので。自分を育ててくれたガンバというクラブに帰れることは嬉しく思います」。中学3年時には、ガンバ大阪ジュニアユースの10番として全日本ユース(U-18)選手権で日本一。学力も高い高橋は文武両道を目指して静岡学園へ進学し、1年時から出場機会を得て成長を遂げてきた。
身長は150cm台と小柄だが、当時から抜群の突破力と左右両足から放つ強烈なシュートで存在感。静岡学園で技術を磨き上げ、決定力を高めてきたMFは高校年代を代表するアタッカーへ成長した。どの試合でも相手の懐へ潜り込むドリブルでチャンスメーク。プレミアリーグWESTのガンバ大阪ユース戦でも先制点を決めて快勝に貢献するなど、実力を示し、練習参加でもできることを証明した高橋に“古巣”からのオファーが届いた。
「オンの部分、ボール入った時の独特な感じとか、ドリブル、アイディアは凄く評価して下さっているのはあって、その半面足りないところがめちゃくちゃある。それでも、オンの部分は自分もプロの舞台でやれる自信はあるので、評価して下さっていると思います」
学力も高い高橋は大学進学も勧められていたが、「いち早くプロの舞台に立って、いろいろなまだまだ足りない部分とかをいち早く吸収して、もっともっと成長できるのがプロに行くことやなと」。大学で4年間待つのではなく、より早くトップレベルを体感し、より上のステージへステップアップするために高校からのプロ入りを決断した。
高橋はインターハイ予選後にG大阪へ練習参加。「凄く雰囲気良くて馴染みやすかった。関西ノリで、選手は優しくて凄く楽しかった。(ドリブルで)抜き切ったと思っても足伸びてきたりとか、軽くちょこちょこと足技やっていたりしたらガツンと強く来られたりとか。そういうところは世界が違うなと凄く感じました」と振り返る。
150cm台の小さな体が不安視されることは理解している。だが、練習参加した際にプロの世界でやれる力を出せたとことを実感。「マイナス面に見られると思うんですけれども、身長は。でも、特長は凄く出せたと思う。そうでなかったらオファーもこなかったと思う。自分の良さは出せたと思います」。現在は課題改善に取り組みながら、憧れていた選手たちと一緒にプレーし、活躍することを楽しみにしている。
6歳年上のFW食野亮太郎は自身が中学時代にトップチームのニューヒーローだった選手だ。「ガンバでホンマに活躍していて上手いと思っていた人。来年一緒にガンバでやるので」と高橋。また、G大阪のエースとして活躍してきたFW宇佐美貴史は、長岡京SSの先輩でもある。
「練習参加した時にめちゃ話して下さって。もちろん向こうは覚えていないと思うんですけれども、小6の時に一回会っている。似ているところもあるんですかね。カットインとか逆足なんですけれども、めちゃシュート上手いと思います」。ただし、憧れの存在もこれからはライバル。中学時代に1学年上の先輩で憧れの存在だったMF中村仁郎にも同じポジションのライバルとして挑戦し、出場機会を自分が勝ち取る意気込みだ。
掲げてきたのは、海外で活躍する「最小、最強のプレーヤー」だ。「ずっと自分が思っていることの一つではあるんですけれども、身長とかそういうのは関係なく、テクニックとかでも全然やれるし、その方が見ていて楽しいサッカーを見せれると思っている。ここからは自分次第で世界も行けるなという感じではあります」。将来の可能性を広げるためにもプロ1年目から目指す姿がある。
「めちゃくちゃ観客の方々を沸かせれる選手になりつつ、結果としてもチームを勝たせる選手になりたいと思っていて、オンの時ももちろんですけれども、守備力ももっと上げて行って、『アイツ、攻撃も良いけれど守備も頑張るやん』という選手になりたい」。静岡学園では「自分がキャプテンだと思って」チームを鼓舞し、圧倒的なプレー。攻撃でも、守備でもG大阪を勝たせる、沸かせる「最小、最強のプレーヤー」になる。
(取材・文 吉田太郎)
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高橋は「高校に入ってきて、高卒プロというのは一つ目標にしてやってきたので。自分を育ててくれたガンバというクラブに帰れることは嬉しく思います」。中学3年時には、ガンバ大阪ジュニアユースの10番として全日本ユース(U-18)選手権で日本一。学力も高い高橋は文武両道を目指して静岡学園へ進学し、1年時から出場機会を得て成長を遂げてきた。
身長は150cm台と小柄だが、当時から抜群の突破力と左右両足から放つ強烈なシュートで存在感。静岡学園で技術を磨き上げ、決定力を高めてきたMFは高校年代を代表するアタッカーへ成長した。どの試合でも相手の懐へ潜り込むドリブルでチャンスメーク。プレミアリーグWESTのガンバ大阪ユース戦でも先制点を決めて快勝に貢献するなど、実力を示し、練習参加でもできることを証明した高橋に“古巣”からのオファーが届いた。
「オンの部分、ボール入った時の独特な感じとか、ドリブル、アイディアは凄く評価して下さっているのはあって、その半面足りないところがめちゃくちゃある。それでも、オンの部分は自分もプロの舞台でやれる自信はあるので、評価して下さっていると思います」
学力も高い高橋は大学進学も勧められていたが、「いち早くプロの舞台に立って、いろいろなまだまだ足りない部分とかをいち早く吸収して、もっともっと成長できるのがプロに行くことやなと」。大学で4年間待つのではなく、より早くトップレベルを体感し、より上のステージへステップアップするために高校からのプロ入りを決断した。
高橋はインターハイ予選後にG大阪へ練習参加。「凄く雰囲気良くて馴染みやすかった。関西ノリで、選手は優しくて凄く楽しかった。(ドリブルで)抜き切ったと思っても足伸びてきたりとか、軽くちょこちょこと足技やっていたりしたらガツンと強く来られたりとか。そういうところは世界が違うなと凄く感じました」と振り返る。
150cm台の小さな体が不安視されることは理解している。だが、練習参加した際にプロの世界でやれる力を出せたとことを実感。「マイナス面に見られると思うんですけれども、身長は。でも、特長は凄く出せたと思う。そうでなかったらオファーもこなかったと思う。自分の良さは出せたと思います」。現在は課題改善に取り組みながら、憧れていた選手たちと一緒にプレーし、活躍することを楽しみにしている。
6歳年上のFW食野亮太郎は自身が中学時代にトップチームのニューヒーローだった選手だ。「ガンバでホンマに活躍していて上手いと思っていた人。来年一緒にガンバでやるので」と高橋。また、G大阪のエースとして活躍してきたFW宇佐美貴史は、長岡京SSの先輩でもある。
「練習参加した時にめちゃ話して下さって。もちろん向こうは覚えていないと思うんですけれども、小6の時に一回会っている。似ているところもあるんですかね。カットインとか逆足なんですけれども、めちゃシュート上手いと思います」。ただし、憧れの存在もこれからはライバル。中学時代に1学年上の先輩で憧れの存在だったMF中村仁郎にも同じポジションのライバルとして挑戦し、出場機会を自分が勝ち取る意気込みだ。
掲げてきたのは、海外で活躍する「最小、最強のプレーヤー」だ。「ずっと自分が思っていることの一つではあるんですけれども、身長とかそういうのは関係なく、テクニックとかでも全然やれるし、その方が見ていて楽しいサッカーを見せれると思っている。ここからは自分次第で世界も行けるなという感じではあります」。将来の可能性を広げるためにもプロ1年目から目指す姿がある。
「めちゃくちゃ観客の方々を沸かせれる選手になりつつ、結果としてもチームを勝たせる選手になりたいと思っていて、オンの時ももちろんですけれども、守備力ももっと上げて行って、『アイツ、攻撃も良いけれど守備も頑張るやん』という選手になりたい」。静岡学園では「自分がキャプテンだと思って」チームを鼓舞し、圧倒的なプレー。攻撃でも、守備でもG大阪を勝たせる、沸かせる「最小、最強のプレーヤー」になる。
(取材・文 吉田太郎)
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