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鹿児島がJリーグからクラブライセンス交付に関する通達、「新スタジアム整備」の状況報告へ

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 鹿児島ユナイテッドFCは23日、クラブライセンス取得に関して、Jリーグから通達を受けたことを発表した。新スタジアム整備に関する状況確認のため、今月末までに資料をJリーグクラブライセンス事務局に提出するという。

 2024シーズンのJ1クラブライセンス取得を目指す鹿児島は、今シーズンはJ3リーグに所属し現在2位。来季のJ2昇格を目指している。

 20年のかごしま国体に向けてホームスタジアムである白波スタジアムの大規模改修工事を行っていたが、Jリーグスタジアム基準「新設及び大規模改修を行うスタジアムについては、原則として屋根はすべての観客席を覆うこと」を満たしておらず、18シーズンのJ2クラブライセンス申請時に指摘されていた。

 しかし当時、ホームタウン内に新スタジアムを整備する構想があり、鹿児島県および鹿児島市からもJリーグに対して整備実現に向けて取り組んでいく意向が文書にて表明されていた。それを踏まえ、二重投資を避けるという趣旨をJリーグに汲み取ってもらい、J2クラブライセンスが交付されていた。さらに20シーズンからは例外規定によりJ1クラブライセンスも交付されている。

 だが、その後6年が経過したにもかかわらず、いまだ新スタジアムの整備に向けた基本計画の策定に至っておらず、また白波スタジアムの改修が選択肢のひとつとして考えられているという話もあったことで、Jリーグ側が新スタジアム整備に向けた動きが停滞していると認識したという。これにより、今後のクラブライセンス判定において、これまでの経緯と現状を踏まえて不交付と判断される可能性が挙がっている。

 昇格条件を満たしてもライセンス不交付だと昇格は難しくなるため、鹿児島は2つの資料「新スタジアム整備に向けての弊クラブの活動報告および活動計画」「鹿児島県および鹿児島市の意向表明書」を提出する必要がある。

 クラブは「引き続き関係各所と協議を重ね、クラブライセンス取得、新スタジアムの整備そしてサッカーを通じた鹿児島の発展に向けて邁進して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします」と伝えている。

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