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J2最下位の熊本が木島の04年以来の得点などでC大阪に逆転勝ち

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[6.28 J2第23節 熊本3-2C大阪 熊本]

 J2は28日、第23節の試合が各地で行われ、ここまで最下位のロアッソ熊本が、日本代表MF香川真司擁するセレッソ大阪に逆転勝ち。実に10試合ぶりの白星を手にした。

 試合はC大阪が20分、FW小松塁のドリブルからのゴールで先制したが、熊本は直後の22分、FKからの流れでMF山口武士の左クロスから、FW高橋泰のヘディングのこぼれ球を、FW木島良輔が右足で決めて同点。木島はこのゴールが04年(当時J1大分在籍)以来の公式戦での得点だった。
 後半32分にはC大阪が香川のクロスから、途中出場のFW森島康仁が勝ち越し弾を決める。しかし熊本は同35分に木島が今度はPKを決めて再び同点に。ロスタイムにはその木島と交代で入った23歳のFW山内祐一がJ初ゴールを決めて逆転。3-2で10試合ぶりの公式戦勝利を飾った。

 以下は試合後の両監督のコメント。
●池谷池谷友良監督(熊本)
「数試合ぶりの勝利で勝点3を取れたことがチームにとって良かった。内容も良くなってきていたし、意識も高くなっていた。前節良いゲームができていたので、勝つということ、チームコンセプトでもある「あきらめないこと」、応援してくれた全ての人の後押しがあって、選手もよくファイトしてくれた。今日は130%の力を出してくれたということに感謝したいし、これを継続し、メンタルの強さを発揮できるように頑張りたい。
木島選手については、コンディションが90分続くか難しい中、自分の特徴を出して、スピード感もあって、セレッソにとっては脅威だったかもしれない。山内選手については、自分の特徴・役割を理解してスペースに走るということを出してくれた。
ここ4~5試合、高い意識を持ってファイトしてくれていたが、なかなかうまくいかなかったが、メンタル面では成長できたと思う。まだまだミスは多いが、ハードワークできることは向上している。毎回130%を出し切るのはきついので、まだまだレベルアップしていきたい」

●レヴィークルピ監督(C大阪)
「サポーターの皆さんには見ごたえのあるゲームだったかと思います。が、セレッソにとってはまずい結果になってしまいました。
チャンスを作ることができたのですが、セレッソが2回リードしながら直後に同点に追いつかれたことで、勝機を逃がしてしまったといえます。(得点直後の失点の理由は)チャンスを失ってしまったことと、DFが普段ではありえないミスを露呈したことでした。熊本に追いつかれて、セレッソが輝かないといけなかったのに、相手の勢いのほうが増してしまった。
次の試合に向けて、2連敗から立ち直り、強い気持ちで臨まなければいけない」

 前節の草津戦、今日の熊本と下位チームに敗れたC大阪は勝ち点38のままで、この日試合がなかった2位山形と勝ち点は変わらず。

<写真説明>04年以来のゴールをあげた木島が2度の同点弾でチームに貢献した

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