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J1頂上決戦は首位・神戸が横浜FM撃破!! 悲願の初優勝へカウントダウン開始

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FW大迫勇也が先制ゴール

[9.29 J1第29節 横浜FM 0-2 神戸 日産ス]

 J1リーグは29日、第29節を行い、首位のヴィッセル神戸が2位の横浜F・マリノスとの天王山を2-0で制した。前半23分にエースFW大迫勇也がPKを成功させ、得点ランキング単独トップの今季20点目を記録すると、同43分にはセットプレーからFW武藤嘉紀が追加点。残り5試合で両者の勝ち点差は4に広がり、神戸の初優勝へのカウントダウンが始まった。

 勝ち点差1で迎えたJ1頂上決戦。金曜夜の開催にもかかわらず日産スタジアムには30,800人の観衆が詰めかけた。横浜FMは4試合ぶりの白星を挙げた前節の鹿島戦(○2-1)から先発1人を変更。MFナム・テヒに代わってFW西村拓真が入った。一方の神戸はMF井出遥也が出場停止でMF飯野七聖が右ウイングで起用された。[スタメン&布陣]

 試合は立ち上がりからスピード感あふれる攻防が続き、互いにスペースを突き合う狙いが目立つ。先に流れを作ったのは横浜FM。前半7分にはFWエウベルのカットインシュートのこぼれ球をDF松原健が拾い、惜しいシュートを放った。一方の神戸もカウンターからチャンスを創出。同12分には武藤のシュートが惜しくも枠を外れた。

 そうして迎えた前半19分、神戸が試合を動かした。飯野の左CKは相手守備陣に阻まれたが、こぼれ球から次々にクロス攻勢を始めると、DF酒井高徳のフィードにエリア内で大迫が反応。うまく頭で落としたボールに対し、武藤がボレーシュートを試みると、DFエドゥアルドとの接触で転倒。一度はプレーが流されたが、VARが介入した結果、神戸にPKが与えられた。

 キッカーは大迫。前半23分、PKストップの名手GK一森純の逆を突いて右に蹴り込み、神戸が先制に成功した。大迫は8月26日の第25節FC東京戦以来4試合ぶりのゴール。今季初めて3試合連続でゴールから遠ざかっていたが、今季19得点で並んでいた対戦相手のFWアンデルソン・ロペスを再び突き放し、得点ランキング単独トップに立った。

 なおも攻める神戸は前半25分、飯野のクロスをMF佐々木大樹が頭で落とし、またしても武藤が反応したが、ヘディングシュートはクロスバー。同37分、右サイドへのロングキックに抜け出した飯野がDF永戸勝也を制して収め、そこから武藤のミドルシュートにつなげたが、これも相手に当たって枠を外れた。

 それでも前半42分、神戸は積極的な姿勢を続ける武藤のシュートで右CKを獲得すると、そこ再びスコアを動かした。同43分、DF初瀬亮のインスイングのボールに対し、中央で競り勝ったのは武藤。頭一つ抜け出したヘディングシュートをゴール右隅に突き刺し、6月25日の第18節・福岡戦以来となる12試合ぶりのゴールが貴重な追加点となった。

 後半もオープンな攻防が続く中、神戸が優勢を保つ。横浜FMは同7分、エウベルがフリーでカットインシュートを放つ場面もあったが、GK前川黛也に正面で処理されると、同20分の松原のミドルシュートも前川のファインセーブに阻まれた。

 横浜FMは後半23分、西村に代わってナム・テヒ、神戸は大迫に代わってFWジェアン・パトリッキを投入。その後も互いにフレッシュな選手を入れ、最後まで出足の落ちない攻防を続ける。それでもスコアは動かず、そのままタイムアップ。頂上決戦を制した神戸が横浜FMとの勝ち点差を4に広げ、優勝に大きな一歩を踏み出した。

(取材・文 竹内達也)
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竹内達也
Text by 竹内達也

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