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横浜FMが中2日連戦でG大阪撃破!! 先発6人変更で初連勝、“現役慶大生”19歳FW塩貝もJ1デビュー

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FWアンデルソン・ロペスが決勝ゴール

[4.10 J1第3節延期分 横浜FM 2-0 G大阪 日産ス]

 J1リーグは10日、第3節延期分を行い、横浜F・マリノスガンバ大阪が対戦した。前半からG大阪が多くの決定機を迎えたが、決め切れずにいると、後半8分にFWアンデルソン・ロペスのゴールで横浜FMが先制。終盤にもゴールを重ねた横浜FMが2-0で連戦中の過酷な一戦を制し、4位に浮上した。

 横浜FMのAFCチャンピオンズリーグ出場の影響で延期されていた一戦。横浜FMは前節・神戸戦(◯2-1)からの中2日で先発6人を入れ替え、FW村上悠緋とMF天野純は今季初先発を果たした。対するG大阪も今季初黒星を喫した前節・札幌戦(●0-1)から5人を変更。FW唐山翔自が右ウイングで初先発となった。[スタメン&布陣]

 序盤はG大阪が速攻からチャンスを作った。まずは前半4分、FW宇佐美貴史が自陣に戻ってMF喜田拓也からボールを奪うと、カウンターを開始。3対2の状況で左に渡し、FWウェルトンがカットインから右足で狙ったが、DFエドゥアルドにブロックされた。同13分にも中盤でのボール奪取から宇佐美がミドルシュートを狙うも、GKポープ・ウィリアムのファインセーブに阻まれた。

 一方の横浜FMは前半22分、ようやく初めてのビッグチャンスを創出。左サイドを攻め上がった村上がボレー気味のクロスを送ると、ペナルティアーク付近で待っていたMF山根陸が右足を振り抜く。だが、これは左ポストを弾いてゴールとはならない。同35分にはFWアンデルソン・ロペスの横パスから天野が狙うも、古巣対戦となったGK一森純のファインセーブに阻まれた。

 それでも落ち着いて試合を進めるG大阪は前半アディショナルタイム1分、一森のロングキックを唐山が頭で落とし、宇佐美とのパス交換で崩し切ると、宇佐美のクロスが左サイドへ。だが、ウェルトンのカットインシュートはゴール右に外れてしまう。G大阪は多くのチャンスを活かせないまま、0-0でハーフタイムを迎えた。

 後半もG大阪が攻勢を仕掛け、敵陣で試合を展開。唐山、宇佐美がペナルティエリア内から次々にシュートを放った。ところが後半8分、先に試合を動かしたのは横浜FMだった。DF永戸勝也のパスをペナルティエリア左で受けた山根がMFネタ・ラヴィをかわし、中央にパスを刺すと、A・ロペスが受けて左足一閃。鋭いシュートをゴール左に突き刺した。A・ロペスは2戦連発。得点ランク3位タイの今季5ゴール目とした。

 なおも勢いをつけたい横浜FMは後半9分、村上と山根に代わってFW宮市亮とMF植中朝日を投入。するとこの交代策が実る形でビッグチャンスにつなげた。同12分、右からのクロスを宮市が頭で折り返すと、植中が左足ボレーシュート。だが、これは一森の正面に飛び、植中は天を仰いだ。G大阪は唐山に代わってMF食野亮太郎を起用した。

 G大阪は後半17分、敵陣右サイドでのFKを宇佐美が短く出し、これに走り込んだウェルトンがゴール前に出すと、エドゥアルドのクリアがゴールマウスに吸い込まれる。だが、副審はフラッグアップで反則を指示。エドゥアルドの背後に立っていたDF三浦弦太のオフサイドが取られた形となった。

 G大阪は宇佐美を中心に攻撃を組み立てる中、後半22分、ゲームメークを一手に担っていたMF鈴木徳真と運動量の多いFW坂本一彩を下げ、MFダワンとFWイッサム・ジェバリを投入。横浜FMはFWヤン・マテウスとDF加藤蓮を下げ、特別指定選手の慶應義塾大2年生FW塩貝健人とDF小池龍太を入れた。19歳の塩貝はこれがJ1デビューとなった。

 G大阪は後半24分、トップ下に降りた宇佐美のラストパスから食野が左足で狙うも、DF畠中槙之輔にブロックされる。同30分にはカウンターからウェルトンが決定的なシュートを放ったが、これも枠を外れた。横浜FMは同38分、宮市が左サイドを抜け出し、マイナス方向へのパスに塩貝が反応するも、左足ボレーはミートせず。デビュー戦初ゴールとはならなかった。

 終盤は1点リードの横浜FMがボールを握る時間が続く中、G大阪は後半45分、宇佐美の猛烈な単独突破で右サイドを打開し、ゴール正面でFKを獲得。だが、このFKはポープの正面に飛び、劇的FKで追いついた開幕節・町田戦(△1-1)の再現とはならない。すると同アディショナルタイム8分、横浜FMはカウンターから植中がゴールを決め、ダメ押し。横浜FMが今季初のリーグ戦連勝を果たした一方、G大阪は初黒星からの連敗となった。

(取材・文 竹内達也)

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