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現指揮官→ヘッドコーチ、GM→新監督へ…0-9大敗から3連敗でJ3最下位の岩手、チーム体制変更を発表

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岩手がトップチーム体制を変更

 いわてグルージャ盛岡は8日、トップチームのスタッフ体制を変更し、神野卓哉GM(53)が新監督を務めることが決定したと発表した。現指揮官の中三川哲治監督(52)はヘッドコーチとなる。

 中三川氏は岩手ユースを率いていた2023年年9月にトップチームの監督に就任。同シーズンはJ3リーグ戦を10位で終えた。だが、今季は開幕から苦戦を強いられ、4月28日のJ3第11節・福島ユナイテッドFC戦で0-9と記録的な大敗。そこから3連敗を喫し、最下位となる20位に後退していた。

 クラブ公式サイトを通じて中三川氏は「昨シーズンの悔しさをバネに今季の飛躍を誓い戦って参りましたが、なかなか結果が伴わず皆様の期待に添えぬ形になってしまったことを申し訳なく思います」と謝罪。「今後は、トップチームヘッドコーチとしてチームに残ることとなりました。立場は変わりますが、チームがここから這い上がっていくために尽力いたします。どうか残りのシーズンも変わらぬ応援を何卒よろしくお願い申し上げます」と述べている。

 新たにトップチームを指揮することになった神野氏は「クラブ創立20周年の節目の年に、現状J3リーグ最下位といわてグルージャ盛岡に関わる全ての皆様に悔しい思いをさせてしまい申し訳ございません。この決断は簡単なものではありませんでしたが、この現状を変えるために監督就任の依頼を受けました」とコメント。「この現状を打開し這い上がるために選手、スタッフ、ファン・サポーターの皆様、スポンサー関係者の皆様ともう一度『一岩』となりチームを成長させられるよう全力を尽くして参ります」と誓った。

 また、代表取締役社長の秋田豊氏は今回の体制変更について「中三川監督には昨シーズン、チームが苦しい状況下の中チームの指揮を引き受けていただき、今季もJ2昇格を目指し戦ってもらいました。しかし現在、13節を終えた時点で、2勝3分8敗のリーグ最下位で降格圏内にいる状況です。『飛翔』をスローガンに掲げ、J2昇格を目指している今季、現状を打開していく為に今回このような決断をいたしました。しかし、現状を打開していくことは簡単なことではございません。中三川監督にはヘッドコーチとしてチームに残っていただき、神野新監督のもと1歩1歩着実に順位を上げていく為に様々な面で貢献していただければと思います」と説明している。

 そして「苦しい状況が続いていますが、現状を真摯に受け止め選手・スタッフ一岩となって残りのシーズンを戦って参ります」と表明し、「今後ともいわてグルージャ盛岡を何卒よろしくお願い申し上げます」とファン・サポーターに呼びかけた。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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