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浦和監督候補、フィンケ氏とは

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 11日、一部スポーツ紙で「浦和レッズ次期監督決定的」と報道されたのが元フライブルク(ドイツ)監督のフォルカー・フィンケ氏(60)だ。

 同氏は48年、ニィーエンブルグ/ヴェザー郡生まれで、もともとは体育と社会科の先生をしていた。
 サッカー選手としては、ジュニア・ユース・アマチュアカテゴリーにて、TSVハフェルゼでプレー。74年から、市民リーグ、TSVシュテリンゲンで監督兼選手として指導者のキャリアをスタートさせている。
 そして84年までにチームを5部リーグまで引き上げ、その後再びTSVハフェルゼへ復帰。90年まで指揮を執り、チームを2部リーグへ昇格させた。
 91年にSCフライブルグの監督に就任。以後16年間同チームの指揮を執る。その間、93年、98年、03年にブンデスリーガ1部昇格を果たし、95年、01年にはUEFAカップ出場にも導いている。

 ドイツプロサッカーの歴史において、同じチームを3度降格させ、しかし解任されずに3度同チームを昇格させている唯一の監督である。降格しても評価は代わらず、解任されることもなかった。06年に多くのファンに惜しまれながらチームを離れた後は、スイスのテレビ局でサッカー解説者を努めていたようだ。

(文 福岡正高)

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