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[キャンプ情報]初キャンプの熊本、最大の狙いはコミュニケーション

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[キャンプ情報]
 ロアッソ熊本が、J参入2年目で初のキャンプを4日、熊本市内で開始。
 日刊スポーツの報道によると、今季就任した北野誠監督(41)は、「全選手と話をする」と意気込んでいるという。また、合流1週間の元日本代表MF藤田俊哉(37)も「自分が、どういう考えの人間か知ってもらう」と積極的に交流することを明かした。クラブハウスがなく、練習前後のミーティング機会が限られている熊本にとっては、このキャンプが貴重な基盤づくりの期間となる。

 最初に行われた今季初の全員ミーティング。「選手は普段、一部の職員としか会わない」と語る指揮官は、スタッフも含め全員に自己紹介を課した。宿舎の部屋割りにも、指揮官の狙いがあるという。「藤田のパスを受ける人間を同室にした」と言う監督が抜擢したのはMF小森田友明(27)。プロ10年目の今季、FWでレギュラー奪取を狙う小森田は、「藤田さんは話しやすい。藤田さんとも若手とも、よく話して新しい発見や吸収ができる4日間にしたい」。
 一方の藤田はこの日、開始前に若手を誘ってランニングし、練習中も周囲の選手に積極的に声をかけたという。「なじむという点では、何も心配ない」。練習では、身体接触のあるメニューは回避しており、午後のミニゲームも不参加だった。

(文 山口雄人)

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