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3連敗脱した草津・廣山「手応えは大きい」

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[5.17 J2第15節 湘南1-1草津 平塚]

 ザスパ草津が17日、首位の湘南ベルマーレと1-1で引き分け、3連敗からようやく脱した。

 草津は直近のベガルタ仙台、サガン鳥栖、セレッソ大阪戦で11失点。C大阪戦では先制しながらも、セットプレーなどから4ゴールを奪われ2-4で敗北。シーズン27失点でリーグ最多失点に喘いでいただけに、このゲームの失点1は成長の証と言える。「雨風の悪条件の中でも1失点に抑えられたし、セットプレーからの失点もなかった。1週間の練習でやった事を出せて連敗を止めたから、手応えは大きい」。そう話した最年長のMF廣山望は「一段階上がるきっかけになった試合」と、このゲームを位置づけた。

 佐野達監督も「引分けは非常に残念」と言いながらも、廣山同様に試合内容には納得。最後まで選手交代をすることなく先発の11人で加点を狙った。「あの11人でどこまで首位チームと戦えるか。特に最後の10分間は11人でやらせたかった」。

 前節まで21得点も上げながら失点の多さがネックとなり勝てなかった草津。失点さえ減せば、リーグ得点ランク2位のFW都倉賢(8得点)やFW後藤涼、小池純輝ら決定力の高い選手が活きてくる。中二日で行われる次節の相手は栃木SC(正田スタ)だ。「相手がどこであろうと目指すべき戦いは変わらない」。指揮官は力強く語り、北関東ダービーを見据えた。

(取材・文 山口雄人)

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