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やっぱり放出?浦和が高原に“主戦力外通告”していた

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 浦和レッズの元日本代表FW高原直泰の去就問題が再び勃発した。

 23日付の日刊スポーツによると、浦和側は今月中旬までに高原側と会談。世代交代を目指す浦和幹部は、来季は事実上、“主戦力”として構想外であることを直接伝えたという。つまり、来季に向けたアピールとなるキャンプが始まる前から、レギュラーとして使うつもりはないと通告された形だ。

 高原と浦和は年俸1億6000万円(推定)で11年1月末まで契約を残す。この浦和幹部の発言に対し、高原の所属事務所の妙摩社長は、会談を認めたうえで「クラブ側は移籍を勧める気持ちで言ったかもしれないが、言葉として、はっきり言われていない」と明かした。シーズン終了から1週間以上も経過し、トライアウトも終わっており、同社長は「この時期に言うのはおかしい。高原本人も来季に向けて始動するという状況です」と話しているという。

 たしかに、高原は今季32試合に出場したが、うち先発は16試合で得点も4と、年俸に見合う結果は残せなかった。“主戦力外通告”は経営判断といえばしかたないが、報道通りのやりとりならば、本人に通達する時期が遅いのと、また、発言内容にあいまさがあり、不誠実と言わざるおえない。違約金の問題などもあり、クラブ側はあいまいな態度しか取れないようだと、日刊スポーツは分析している。

 橋本社長は、高原側との会談について明言せず「契約期間である以上、戦力として頑張ってもらうしかない」と話しているようだが、高原の心境を思うと・・・。今後の動向が注目される。

(文 近藤安弘)

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