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中村俊輔「俺が全部を変えるわけじゃない」

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[3.7 練習試合 横浜FM1-0栃木 MM21]

 横浜F・マリノスは7日、MM21トレーニングセンターで栃木SCと練習試合を行った。前日に開幕戦を戦った両チームは控え選手中心のメンバー。エスパニョールから8年ぶりに復帰したMF中村俊輔も前半45分間のみ出場し、古巣での“実戦デビュー”を果たした。
以下、練習試合後のコメント

●MF中村俊輔
―横浜FMで初の実戦となったが?
「初とか、そういう感じはしない。代表で日本人に囲まれてやっていたし、違和感はなかった」
―監督からの指示は?
「特にない」
―試合内容は?
「そんな悪くないと思う。みんなうまいし」
―坂田にいいスルーパスを出していたが?
「昨日の試合(F東京との開幕戦)を見ていても、狭い感じになっていた。サカティー(坂田)とかはサイドに残って裏に抜ける方が彼にもチームにもいいし、開くように話した」
―開幕戦を見てどう思った?
「前半はパスをつないで小さいゾーンに人数をかけてやっていたけど、後半はそういうのが続かなくなった。ただ、いいカウンターもあったし、何を取るかだけど、どういう感じかは分かった。自分はプラスで何かできれば。俺が全部を変えるわけじゃない」
―疲れは?
「移籍してすぐはこんな感じ。そういう中でどうコンディションを整えていくかが大事。取材も多いし、しょうがないですね」
―次がマリノスでのデビュー戦となるが?
「デビューとかは関係ない。マリノスのために全力でやるだけ。うまくいかないことも多いと思うけど、急がず、少しずつコンビネーションとかいろいろ改善していきたい」
―あまりチャンスをつくれなかった?
「中が一生懸命動いていても、4-3-3はサイドバック、サイドハーフ、トップが同時に動かないと、相手のマークはズレない。ジローくん(清水)とかサカティーとか、波戸くんとかと久々にやれて楽しかった」
―中盤を自由に動いていたが?
「いろんなところでいろんな角度でプレーできる方が自分の色は出せる。4-3-3の右だったけど、やりやすかった。後半は中盤をダイヤモンドにした4-4-2にしていたし、和司さん(木村監督)はそれぞれの選手の良さを出すためにやっている。それぞれの特徴を生かせれば、楽しいサッカーを出せると思うし、魅せられるというか。難しいけどね」

<写真>練習試合後、報道陣のインタビューに応じるMF中村俊輔

(取材・文 西山紘平)

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