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J初ゴールの大前が高校選抜・椎名を激励、自身は「気を緩めずチームに貢献を」

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[3.7 静岡県ヤングサッカーフェスティバルU-18の部_2 静岡県高校選抜 2-2 日本高校選抜 草薙]

 日本高校選抜対静岡県高校選抜の一戦を、前日6日のJ1開幕戦・広島戦で後半ロスタイムに劇的なJ初ゴールを決めた清水エスパルスFW大前元紀が観戦した。自身も2年前に日本高校選抜の一員としてヤングサッカーフェスティバルを経験(試合では同点ゴール)。この日は旧知の高体連関係者への挨拶を行ったほか、同じ山本晃永トレーナー(ワイズ・アスリート・サポート・インコーポレイテッド)についており、大怪我からの完全復活を目指す日本高校選抜MF椎名伸志(青森山田)を「頑張れ」と激励していた。

 J1初ゴールを決めた6日は旧友たちから多数の祝福メールを受けたほか、流通経済大柏高(千葉)時代のコーチに連絡し、感謝を伝えたという。同校のエースとしてプレーしていた08年には全国高校総体、全日本ユース選手権、全国高校選手権で全て得点王を獲得。チームを全日本ユース選手権と全国高校選手権の2冠へ導き、大きな期待と注目を浴びてプロ入りした。だが、166cmと小柄なアタッカーはフィジカル面などで苦戦。過去2年間はほとんど公式戦に絡むことができなかった。それでも「足りない部分があって、3年かかったけどプラスになった」と振り返る大前は、勝負の3年目の開幕戦でいきなりJ初ゴール。積みかさねてきた努力と経験を結果として表した。

 「(10年の)最初に決められてよかった。(FKを蹴った藤本淳吾からの)ボールがよかったです」とはにかんだ大前。好スタートを切った今年の目標については「常にメンバーに入らなければならない。気を緩めず、チームのために毎試合、何かしら貢献していきたい」と力を込めた。
 
(取材・文 吉田太郎)
[高校サッカー]

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