清水エスパルスの長谷川健太監督が8月1日の湘南戦でDF辻尾真二を遠征メンバーから外すことを明言した。辻尾が28日の練習に遅刻したためで、30日付のスポーツニッポンによると、指揮官は「辻尾は次の試合に使わない。ベンチにも入れない。これで起用したら(他の選手に)示しがつかない」と説明した。

　辻尾は今季11試合に先発するなど右サイドバックの主力に成長した。サイドバックはDF高木純平が札幌に期限付き移籍し、5月に左ひざを手術したDF市川大祐も復帰したばかり。DF児玉新も体調不良で検査結果を待っている状況だ。

　29日の練習ではセンターバックのDF平岡康裕を右サイドバックでテストするなどチーム事情は苦しいが、指揮官は何よりも規律を重視した。

(文　西山紘平)