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水戸が7戦負けなしも吉原が今季絶望か

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[10.3 J2第29節 水戸1-1愛媛 笠松]

 前節まで6試合連続負けなし(2勝4分)だった水戸ホーリーホックと最近5試合で4勝1敗の愛媛FCという好調なチーム同士の一戦は互いに譲らず、1-1で勝ち点1を分け合った。

 愛媛は前半8分にMF赤井秀一のシュートがクロスバーを直撃するなど惜しい場面をつくる。水戸も前半30分、オーバーラップしたDF保崎淳がPA内で倒され、PKを獲得。ところが、FW片山真人のキックはGK川北裕介の好セーブに阻まれた。

 0-0で折り返した後半も一進一退の攻防となった。水戸は後半36分、右サイドを抜け出したMF村田翔の折り返しをMF遠藤敬佑が右足で流し込み、待望の先制点。しかし、愛媛も同43分にDF三上卓哉の左クロスをFWジョジマールが左足ボレーで叩き、土壇場で同点に追い付いた。

 追い付かれた水戸は7戦負けなしとなったが、これで3試合連続の1-1ドロー。クラブによると、木山隆之監督は「勝ち点はまだ9試合あるので取り返せるが、大きなケガ人が出たのが痛い」と、FW吉原宏太の負傷が重いことを示唆し、「吉原抜きでこれからの9試合を戦わなければならないことは自分たちにとっては痛い」と厳しい表情で話していた。

(文 西山紘平)

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