[11.6 J2第33節 愛媛1-0草津 ニンスタ]

　3試合連続引き分け中だった愛媛FCが1-0でザスパ草津に競り勝ち、4試合ぶりの白星で5戦負けなし(2勝3分)となった。

　前半13分、左サイド深い位置まで切れ込んだFWジョジマールのピンポイントクロスにMF赤井秀一が頭で合わせ、先制点。長い距離のヘディングシュートに赤井は「自分でも入ってビックリのきれいなゴール」と照れ笑いだった。

　草津はFWラフィーニャが再三、同点のチャンスを迎えたが、前半34分、後半10分のシュートは枠を捉え切れず、後半22分のシュートはGK川北裕介の好セーブに阻まれる。同41分、MF松下裕樹の直接FKはクロスバーに弾かれるなど運にも見放され、愛媛が1点のリードを守り抜いた。

　愛媛はこれで暫定10位に浮上。目標である8位が近付いてきた。赤井は試合後のインタビューで「残り試合は少ないし、他のチームも近い順位に迫っている。毎試合負けられないし、目の前の1試合1試合を戦って、その結果、8位という目標を達成できれば」と話していた。

(文　西山紘平)